【オススメ図書】Vol.13「新着図書」のご紹介
ぜひ お手に取ってご覧ください!
『コモンの「自治」論』斎藤 幸平・松本 卓也編著、集英社
資本主義がもたらした環境危機や経済格差で「人新世」の複合危機が始まった。この危機を乗り越えるには、「コモン」(共有財・公共財)の管理に市民が参画するなかで、「自治」の力を育てていくしかない。気鋭の論客や実務家が、未来を拓く実践を語る。
『マーケットでまちを変える―人が集まる公共空間のつくり方』鈴木美央著、 学芸出版社
閑散とした道路や公園、商店街を、人々で賑わう場所に変えるマーケットは、中心市街地活性化、地産地消、公民連携など、街の機能をアップさせる。東京&ロンドンで100例を調査し、自らマーケットを主催する著者が解説する、マーケットから始める新しい街の使い方。
『プレイスメイキングーアクティビティ・ファーストの都市デザイン』園田聡著、学芸出版社
街にくすぶる不自由な公共空間を、誰もが自由に使いこなせる居場所に変えるプレイスメイキング。活用ニーズの発掘、実効力のあるチームアップ、設計と運営のデザイン、試行の成果を定着させるしくみ等、10フェーズ×10メソッドのプロセスデザインを多彩な実践例で解説。
『PUBLIC HACK-私的に自由にまちを使う』笹尾和宏著、学芸出版社
過度な効率化・収益化を追求する公共空間はルールに縛られ、商業空間化し、まちを窮屈にする。公民連携の課題を解決し、都市生活の可動域を広げるために、個人が仕掛けるアクティビティ、しなやかなマネジメント、まちを寛容にする作法を、実践例から解説。
『北欧のパブリックスペース-街のアクティビティを豊かにするデザイン』小泉隆著、学芸出版社
北欧のパブリックスペースは、自然環境に配慮し、個人の自由に寛容で、人間中心の包括的な発想でデザインされる。本書は、ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場の55事例を多数の写真・図面で紹介。
『なぜ豊岡は世界に注目されるのか』中貝宗治著、集英社
豊岡演劇祭と城崎温泉で、世界から注目される兵庫県豊岡市。インバウンドが急増し、移住したい街上位にランキングされる背景には、元市長のまちづくりにかける情熱と緻密な地域分析、そして、「小さな世界都市」という都市経営のビジョンがあった。地方が輝くための秘策を綴った1冊。
『ゼロカーボンシティー脱炭素を地域発展につなげる』 諸富徹編著、学芸出版社
2050年カーボンニュートラル宣言を受け、自治体によるゼロカーボン政策が加速している。本書では、脱炭素先行地域における産業、交通、家庭、建築物など多分野にわたる具体的施策、自治体の役割を先進的な事例とともに紹介する。
『超高齢社会のまちづくり-地域包括ケアと自己実現の居場所づくり』後藤純 著、学芸出版社
居場所づくりと自己実現という視点から、地域包括ケアを、福祉行政の枠にとどめることなく、地域住民のウェルビーイングを高めるための総合政策として捉え直す試み。超高齢社会のまちづくりに関する政策・制度が、平易な言葉でわかり易くまとめられている。
『日本に住んでる世界のひと』金井真紀著、大和書房
来日した理由はさまざま。暮らしぶりも十人十色。 一人ひとりのストーリーを通して見えてくる普段の生活、そして難民問題、地球温暖化、ジェノサイド、民主化運動、差別の歴史など。
『科学と資本主義の未来-<せめぎ合い>の時代を超えて』広井良典著、東洋経済新報社
AIならば可能なのか。将来世代はどうなるのか。今という時代を「限りない拡大・成長」と「持続可能性」に向かうベクトルの“せめぎ合い”の時代としてとらえ、過去・現在・未来を俯瞰する超長期の時間軸から科学と資本主義の未来を展望する。
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