サポちゃんが行く!

つなぎの会 茅ヶ崎

2011年3月11日の東日本大震災後、気仙沼に住むお友だちと何かできないか…から始まり、羊毛マスコットのがんばりっこちゃんを手作り、販売し被災地支援をしています。

≪代表の川端さんにお話を伺いました≫

羊毛のチカラ

気仙沼に住む友人  中村みちよさんが、被災者支援の会「つなぎの会」を立ち上げ、私たちも「つなぎの会茅ヶ崎」としてつながって活動してきました。物資のほかに心と体のケアをと、マッサージを届けた時に、お手玉代わりに羊毛ボールで心和んでいただいたのが「羊毛のチカラ」を感じるきっかけとなりました。

羊毛という素材の手触り、温もり、そして小さな作品が一つ出来上がる時の喜びが、きっと小さな笑顔やおしゃべりを生み出してくれる。そんな思いで、羊毛手作り会を企画し、支援グッズ”がんばりっこちゃん”へと発展していきました。

みんなでチクチク、井戸端会議

気仙沼でも茅ヶ崎でも、羊毛をチクチク、お茶を飲みながら、おしゃべりしながら作る作業は、いつしか作っている人たちの心の癒しにもなっていました。

それぞれの地で、辛い震災のこと、学校のこと、家庭のこと、子育てのこと、地域のことなど、そう井戸端会議なのです。大変な時でもチクチクしていると笑える自分がいる。がんばりっこちゃん作りは、被災地を支援するだけでなく、携わっている人たちにも必要なことでした。

“がんばりっこちゃん”でつながる仲間

自分の好きなことを生かし、無理せず、そして誰もが負担なく、今できることをできる形で参加していただいてます。

現在の作業は、月2回、オープンで参加しやすい空間のサポセンで、がんばりっこちゃん作りをしています。(どなたでも参加できます。)作り手ひとりひとりの想いが表現されて、チクチク作業は楽しいです。

作ることで気仙沼支援と他の地域の必要な場所への支援金づくりを続けています。

最後に「伝えたいこと」をお聞きしました。

「震災から7年。被災地では、まだまだ心の苦しさ、痛み、辛さを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。私たちに何ができるか分からないけど、東北へ行く機会があれば、町の方に一言、思いついた言葉でいいので、話かけてみてください。町の方は、“3.11忘れられてないんだ”と嬉しさに繋がると思います。」と、語ってくれました。

これからもがんばりっこちゃんを応援しています!