サポちゃんが行く!

ミナスタ

「みんながそれぞれのスタイルを大切にして欲しい」との思いから名付けられた「ミナスタ」。

2017年に設立し、茅ヶ崎市市民活動げんき基金スタート支援1回、ステップアップ支援2回の補助を受け、市内の保育園で3歳~5歳児を対象にサッカーを通した運動教室を行っています

《代表の三浦雅樹さんにお話をうかがいました》

子どもたちに運動の楽しさを伝えたい

 19歳でプロサッカー選手になった三浦さんは、横浜FCでの活躍後、ドイツに移籍。数シーズン、ドイツでもプレーしました。華やかなプロサッカー選手として活躍した反面、ケガやオファー解消と厳しい現実も経験し、帰国後は日本のクラブチームで数年間コーチとしての経験を積みました。

2014年からサッカースクールを運営する一方で、「子どもたちに運動の楽しさを知ってもらいたい」「子どもたちと一緒になって楽しみたい」「自身が幼少期に経験した褒められる喜びを子どもたちにも経験させたい」との思いから、縁あって保育園児を対象に市民活動団体として活動を始めました。

「ミナスタ」では、当初からのポリシーである
① 次世代へ身体を動かす楽しさや、人との関わり合いの大切さを伝えること
② 運動・スポーツ・人を好きになってもらうこと
③ 私生活でも自信を持ち、様々なことにチャレンジできる子どもの成長を支えること
をテーマに活動を行っています。

新型コロナウィルスの影響で令和2年の活動は当初予定した8つの園から2つの園で計7回の開催となりました。本年もコロナ禍での厳しいスタートですが、保護者の方々や子どもたち、先生方の熱い要望を受け、感染症対策をしっかりと講じたうえで屋外での活動を主体に実施しています。

子どもたちの笑顔はじける運動教室

 6月末、保育園の了解を頂き5歳児対象の運動教室を見学しました。参加した園児は24人。1グループ12人、45分の運動教室を2回行ないました。使用する道具は安全面に配慮したコーン/マーカー/ゴール/サッカーボールで、ミナスタが用意します。


運動のプログラムは、
・円形に置いたマーカー内でのランニング
・サッカーボールの投げ上げとキャッチ
・ゴールと障害物を使ったドリブルからのシュート
・爆弾ゲーム(ゴロのドッジボール) 等サッカーの

基礎動作を取り入た11種のプログラムで構成。

合間には子どもたちを飽きさせない軽妙な会話とさりげない技術指導が散りばめられていました。「カッコいいよ!上手だね!」の声に子どもたちは終始笑顔で動き回り、途中から保育士さんも一緒に真剣勝負。終了間際は、子どもたちから「もう終わりなのー?!」の大合唱となりました。

園児にとって45分間は長いのでは?と感じていましたが、始まるとテンポの良いプログラムと康人コーチ(三浦代表の実弟)の、怪我や体調管理に気を配りながらの軽妙なパフォーマンスに保育士さん共々引き込まれました。終了後、康人さんは「子どもが好きなんです」「子どもたちに挑戦してもらうためには、まず自分が挑戦することが大事だと思うので、毎回、自分が100%楽しむことを心掛けています」と汗を拭きながら満面の笑顔で話してくれました。


夢へのチャレンジはつづく

 コロナ禍で運動教室の開催を自粛した園からは時期を見て再開したいとの要望があり、実施している園からも、是非継続したいとの声が届いているようです。今はスタッフを限定して活動を実施していますが、この活動を一緒にしたいと言ってくれる方も増えてきているそうです。子どもたちが楽しみに待ってくれているので、コロナの状況を見ながら更に運動教室を広めたいと話してくれました。

 そして、活動についても夢が広がっています。
・保育園間の懸け橋になるようなサッカーの交流戦
・天候に左右されない室内運動教室
・サッカー以外のスポーツも取り入れたプログラム柔軟に、

新しい事を取り入れながら、子どもたちと一緒になってチャレンジする
仲良し兄弟の夢の継続に期待します。