サポちゃんが行く!

「Chigasaki Cat’s Protect」(CCP)

2011年6月設立。会員2名、ボランティア8名で、市内の野良猫や保護された猫など、飼主のいない猫の問題に取組み、人も猫も暮らしやすい茅ヶ崎を目指して活動しています。

《代表の武田さんとボランティアの方にお話を伺いました》

保護した仔猫から大きな活動へ

子どもの頃から身近に猫や犬のいる生活を送っていた代表の武田さん。4匹の仔猫を保護したことが活動を始めるきっかけです。当時(2010年)茅ヶ崎には野良猫や保護猫など、飼主不明の猫について活動している団体がありませんでした。担当課(当時は環境保全課。現在は保健所)に問合せすると、ぜひとも問題解決をしたいとのこと。すぐに活動の基盤作りが始まりました。

“地域力”の向上が問題の深刻化を防ぐ

現在の主な活動は、TNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)、飼主不明猫の保護、そして里親会です。動物に関する活動は「動物が好きだから」「可哀そうだから」という目線になりがちですが、CCPは設立当初から「糞尿被害にあっている住民の環境改善」を目指しています。協働事業であるTNR活動は、それを一番の目的に、保健所と月1回の定例会をしながら役割分担を決めて行っています。TNR活動によって、猫の数が増えることを防ぎ、尿の臭いが軽減され、また発情期の鳴き声もなくなります。猫の交通事故の激減も、TNR活動による効果が大きいです。(活動当初比で約300匹減)

野良猫に関するトラブルの多くは近隣住民同士のコミュニケーションの問題も裏側にあると武田さんは言

います。いわゆる“地域力”のないエリアは、人間同士のつながりが希薄で、トラブルが深刻化しやすいのではないかということです。地域のコミュニケーション力のアップが、野良猫数を減らし、暮らしやすい環境を整えるひとつの手段になり、また空き家や高齢者の独居、貧困に関する課題も、野良猫問題と結びつけて考えられるとのこと。野良猫問題は、人間社会が抱える課題と地続きで、そこを解決していこうとする力が、解決への近道になります。

人も猫も暮らしやすい茅ヶ崎へ

子どもの頃から身近に猫や犬のいる生活を送っていた代表の武田さん。4匹の仔猫を保護したことが活動を始めるきっかけです。当時(2010年)茅ヶ崎には野良猫や保護猫など、飼主不明の猫について活動している団体がありませんでした。担当課(当時は環境保全課。現在は保健所)に問合せすると、ぜひとも問題解決をしたいとのこと。すぐに活動の基盤作りが始まりました。

“地域力”の向上が問題の深刻化を防ぐ

現在の主な活動は、TNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)、飼主不明猫の保護、そして里親会です。動物に関する活動は「動物が好きだから」「可哀そうだから」という目線になりがちですが、CCPは設立当初から「糞尿被害にあっている住民の環境改善」を目指しています。協働事業であるTNR活動は、それを一番の目的に、保健所と月1回の定例会をしながら役割分担を決めて行っています。TNR活動によって、猫の数が増えることを防ぎ、尿の臭いが軽減され、また発情期の鳴き声もなくなります。猫の交通事故の激減も、TNR活動による効果が大きいです。(活動当初比で約300匹減)

野良猫に関するトラブルの多くは近隣住民同士のコミュニケーションの問題も裏側にあると武田さんは言います。いわゆる“地域力”のないエリアは、人間同士のつながりが希薄で、トラブルが深刻化しやすいのではないかということです。地域のコミュニケーション力のアップが、野良猫数を減らし、暮らしやすい環境を整えるひとつの手段になり、また空き家や高齢者の独居、貧困に関する課題も、野良猫問題と結びつけて考えられるとのこと。野良猫問題は、人間社会が抱える課題と地続きで、そこを解決していこうとする力が、解決への近道になります。

人も猫も暮らしやすい茅ヶ崎へ

取材は毎月第3土曜日に開催している「保護猫たちの幸せ探し会」(里親会)。16匹の猫たちが新しい家族との縁を待っていました。活動を通して嬉しいことは「新しい家族のもと、幸せに生活している猫たちを見ること。保護した時、命に関わるような状態だった子が元気に私たちの元から卒業していくこと。また、TNR活動の現場を再訪した時にコロコロと太った猫たちに再会できること。」今後の課題は、地域の方にTNR活動ができる仕組みや人材作りをしていくこと。私たち活動団体でなく、地域力で猫問題を解決ができるようになれば、と未来像を語ってくださいました。