【開催報告】2025_ボランティア塾 in 鶴嶺高校『探究の授業』
2010年から鶴嶺高校の「探究学習」授業支援として実施しているボランティア塾は、サポセンが参加する市民活動団体をコーディネイトして、直接高校1年生に団体の活動や思いを伝えている若者支援事業です。
ボランティア塾 in 鶴嶺高校『探究の授業』
☆テーマ:高校生の未来へのきっかけづくりに向けて
◇ 日 時:2025年10月2日(木) 5・6校時
◇ 対 象:1年生 388名
◇ 内 容:18の市民活動団体による授業(45分×2回)
鶴嶺高校では、探究学習から「自己理解と地域理解を通じ、グローバルな視点基盤を作る」ことを目指しています。
そのための方法として「探究のサイクル」①課題設定 ②情報収集 ③整理・分析 ④まとめ・表現 を意識した授業を行っており、参加する団体には前述の事項を考慮した授業、また、生徒の進路に向けての何かのきっかけになるような授業が求められました。
<生徒ふりかえりアンケートより>
● 受講した団体の選び方を聞いてみると・・・

● 受講した団体や活動に「興味」「共感」を持つキッカケとなったか?
● 「興味」「共感」を得た理由を聞くと・・・

18団体それぞれの趣向を凝らした授業は、高校生にどう共感を呼んだのでしょうか。(以下、団体ごとの報告です。)
テーマ : 仕事の選び方~大人の素直な仕事の選び方~
団 体:一般社団法人 遊びでまちづくりする準備室

(生徒の声)
・進路で悩んでいたけど、こういう生き方もあるんだなと知れてよかった
・人生うまくいかないときがあってもどうにかなりそうだと思った
・自分を無条件に受け入れてくれる居場所みたいなのを作ってくれる人がいることを知って安心した。
◇ ◇ ◇
テーマ:選挙に行く前に知っておきたい10のこと
団 体:未来を考える市民の会

(生徒の声)
・ボランティアの大切さや意見を取り入れることの重要さを学ぶことができた、また投票の必要性も知ることができた
・知らないことがたくさん知れて興味深かった
・私たちには知る権利があると同時に知る義務があり、政治についてもより考えていかなくてはならないと思った
◇ ◇ ◇
テーマ:スポーツボランティア
団 体:一般社団法人 アステム湘南スポーツソサエティ
(生徒の声)
・スポーツボランティアは意外と身近なものなんだなって思った
・自分もスポーツが好きだし、スポーツをやるだけでなく支える側も素敵だなと思った
・ボランティアをしようと思わなくても、自分が興味あることをしていたら、ボランティア活動になる場合もあると知れて凄く刺激を受けた
◇ ◇ ◇
テーマ:動物を飼うということを考える
団 体:わんにゃんマルシェ

(生徒の声)
・殺処分を減らすために自分たちにできることを改めて考えられて良かった
・動物の命の大切さについてよく知ることができた
・ボランティア活動は、保護だけでなく、募金や啓発活動など幅広いことを知った
◇ ◇ ◇
テーマ:どうする‼ 核のゴミ
団 体:チームみつばち

(生徒の声)
・新しいことも知れたし、現在の問題の深刻さを理解できた
・核爆弾とか全体的に内容が難しかったけど、今まで触れてなかったことに触れて良かったし、新しい知識が増えたので良かった
・元々過去に興味を持ち調べたことがあるテーマを深めることができたのでよかった
◇ ◇ ◇
テーマ:自分らしい仕事とは
団 体:BENIRINGO 地球過保護プロダクション

(生徒の声)
・自分が人生の中で大切にしたいことがなんとなく見えてきて将来について少し考えやすくなった
・自分の考えに向き合うきっかけを作ってくださりありがたかった
・私たちと同じ高校生の時から環境について興味を持っていたことを知って、私も何かきっかけがあると思った
◇ ◇ ◇
テーマ:AI防災で、タフにしなやかにクレバーに生きぬく
団 体:防災スイッチオン!プロジェクト

(生徒の声)
・これからのAIとの付き合い方を見直すきっかけになった
・AIは怖いと思った
・AIを使って防災のいろんなことをできたりすることを知れてよかった
◇ ◇ ◇
テーマ:高校生ができる防災活動~鶴嶺でもやっているよ
団 体:湘南子どもフォーラム懇談会(SFC)「わーく」編集部

(生徒の声)
・非常に有意義な授業だった、自分たちにできる防災への取り組みがよくわかった
・話がわかりやすくて取り組んでみたいと感じた
・高校生でできることがいっぱいあることを知れた
◇ ◇ ◇
テーマ:平和PEACEイベントをプロデュース
団 体:平和を考える茅ヶ崎市民の会実行委員会

(生徒の声)
・茅ヶ崎の戦時のことについて知れてよかった
・新しいことを知ることもできたし、自分で考えることもできた
・平和について改めて考える良い機会となった
◇ ◇ ◇
テーマ:もしも、10代でこどもが”デキテ”しまったら?・・・あなたはどうする?
団 体:ふらっと南湖(南湖ハウス)

(生徒の声)
・自分にも関わってくることだから今日学んだことを胸に刻んでいこうと思った
・親の顔を一度もみたことがない子どもいることを初めて知った
・もっと知らないといけないと思った
◇ ◇ ◇
テーマ:多文化共生社会を実現しよう
団 体:茅ヶ崎市国際交流協会

(生徒の声)
・国際交流の意味や茅ヶ崎での国際交流について知ることができた
・海外の人に話す機会があったら積極的に話そうと思った
・国際社会とか国際協力とかすごく大きい世界でみていたけど、自分が思っているよりも身近にあるものだと知れた
◇ ◇ ◇
テーマ:国際支援ってなんだろう
団 体:サンチャイ・ネパール ねぱるぱ
(生徒の声)
・世界には貧しい国があってそれを支援する団体があって、ささえあって生活していて、それが素晴らしいことだと思った
・ゲームを通して貿易を学ぶことができた
・貿易ゲームを通して、知恵を振り絞ってお金を稼ぐのが楽しかったし、取引の難しさを実感した
◇ ◇ ◇
テーマ:乳幼児と養育者に開かれた美術館・博物館をつくるには
団 体:NPO法人 赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会

(生徒の声)
・赤ちゃんも絵に興味を持っていることを知り、小さい子が楽しめる美術館が増えたらいいなと思った
・美術館では静かにしていないといけない印象があったので、子どもたちでも楽しめるイベントがあること驚いた
・赤ちゃんの絵のとらえ方を聞けて面白かった
◇ ◇ ◇
テーマ:「好き」からはじまる、ものづくりの世界~未来をひらく君のアイデア~
団 体:茅ヶ崎CAD部

(生徒の声)
・物作りについて新しい視点でみることができた
・小さい頃から物作りが好きで、物作りに繋がりそうだと思い参加したが、想像以上に面白い話を聞くことができて満足した
・3Dプリンターはなんでも作れることにびっくりした
◇ ◇ ◇
テーマ:要約筆記やノートテイクってどんなもの?あなたも文字で伝える体験をしてみよう!
団 体:筆記通訳サークル「虹」

(生徒の声)
・今まで要約筆記ということすら知らなかったので、それのやり方を教えてもらえてとても良い経験になった
・要約筆記は頭でまとめてそれを書くのと同時に話も聞かないといけないところが大変だった
・難聴の人に、手話以外で言葉を伝える手段があることを知り驚いた
◇ ◇ ◇
テーマ:「知らない」が一番コワイ! 自分や家族のために知ろう&備えよう【がんのこと】
団 体:乳がんサポート湘南ちがさきAkala

(生徒の声)
・がんは他人事ではないことを改めて感じた
・身近な人にもあてはまるがんは改めて怖いし、定期的に検診に行ってほしいと思った
・二人に一人はがんにかかるから、知識をちゃんとつけておいたり、親がなってしまったら自分がどんな行動をとったらいいのかをよく考えておかなといけないと思った
◇ ◇ ◇
テーマ:小グループで、探究サイクルを活用した「(仮想)ボランティア・サークル」の設立を体験しよう
団 体:にじいろ・ひまわり

(生徒の声)
・ボランティアをする上で活用している、普段の生活でも活かせるような計画、実行のやり方を体験出来て楽しかった
・日常における問題解決にも活かせると思った
・グループで考えて発表するということが良い刺激になりました
◇ ◇ ◇
テーマ:デートDVを朗読で、役になりきって体験しよう
団 体:市民劇団オンリーワン

(生徒の声)
・普段国語の授業で朗読を聞いていても眠くなってしまうけれど、今回ボランティア塾で聞いた朗読は不思議と内容が頭に入ってきたのですごいなと思った
・実際に私たちが実演するのが楽しかったし、デートDVは中学の頃から学んできたけれど、思ったより重い内容で改めて気づかされることが多かった
・DVに対しての知識を深められるだけでなく、身をもって演劇することで、DVされる側の気持ち、周りの人間・環境を知ることができ、とても学びになった
昨年の生徒ふりかえりでは「団体の授業が1コマでは自分の受けたい授業が受けられない」、団体ふりかえりでは「授業時間をできるだけ長く取りたい」「多くの生徒と触れ合いたい」、との意見が多くありました。今年は鶴嶺高校からの提案で授業時間を少し延長し、生徒は団体の授業2つを選択するという新しいスタイルで実施しました。
参加団体には予めヒアリングを通じ、授業の開催方法や準備について伝えましたが、開催方法・テーマが例年とは異なっていたため、試行錯誤した団体もあったようです。学年での全体学習がなくなったことで、団体の準備時間が短くなり慌ててしまうこともありましたが、無事に終えることができました。
授業を行った団体のアンケート集計や、ふりかえり交流会での様子は、コチラ からご覧いただけます。
<今後に向けて>
高校での探究の授業は 『未来を生き抜く力』 を育むために、生徒が主体的に探究し、知識を深め、実社会と接する多様な学びが展開されます。その中で、ボランティア塾は高校生と市民活動を繋ぐ活動として、学校と連携を取りながら、授業内容の改善や準備の効率化を図っていきたいと思います。
また、一人でも多くの高校生が、何かを感じて取ってくれることを期待して、これからも若者支援として積極的に取り組んでまいります。

