サポちゃんが行く!

ソーラーハウスにしかわ

ソーラーハウスにしかわ

 ソーラークッキング・太陽エネルギーの普及啓発をメインに、国内外の生活改善や環境教育支援、タンザニアの孤児院支援まで幅広い活動をしています。2024年で活動25年の節目を迎えます。

 《代表の西川豊子さんにお話をうかがいました》

ソーラークッキングとの出会い

 24年前に横浜のNPO法人ソフト・エネルギープロジェクトという、自然エネルギ―推進団体に所属中、現明治大学名誉教授の藤井石根先生が作成した、1.3㍍のパラボラ型ソーラークッカーを団体に寄附。当時ソーラークッカーを知る者がなく、単に料理好きという事で西川さんが担当することに。

 使い方の指導の時に焼きそばを作ってもらい、「あー、美味しいなぁ!」と思ってから、ソーラークッキングの魅力にハマって今に至るとのこと。

いまの活動をするキッカケは、太陽の恵みを受けた料理が、電気やガスで調理されたものよりも、特別おいしくて環境にも優しいと感動したから!! 

2023年11月18-19日にかながわ県民センターで開催された「かながわ市民活動フェア」に今年も参加。写真右上が、パラボラ型ソーラークッカー。西川さん自身が考案したクッカーもあります!

 

環境活動で海外支援にも参加
 横浜のNPO法人時代に官庁から声がが掛かり、薪の使用量削減・砂漠化防止の試みとして、ソーラークッキングのデモンストレーションでセネガルを訪問。

 その後、2008-2012年までタンザニアの山村における、生活改善の手伝いで毎年9月中旬から10月上旬に、タンザニア農村青年を支援する会として訪問指導を実施しました。その繋がりで、
マタンバ村の孤児院に子ども服を送り続けています。

他にもネパール女性自立のための支援など、生活環境が厳しい人たちへの
支援も行っています。以前は国からの助成も受けられた、海外農村地域の過酷な環境下で暮らす
人々の応援や生活環境の改善支援も、現在では寄附と自費で行っています。

 

 

楽しくなければ続かない!

 もっと多くの人にソーラークッキングの楽しさを知ってほしい!・・・と「ソーラーハウスにしかわ」を立ち上げたのが2009年です。声が掛れば、どこへでも出向いてクッキングしたり、クッカー工作教室を開催したり、海外支援も継続しています。

 神奈川県立茅ケ崎里山公園内の北部にある、里の家で2012年から「晴れの日はソーラークッキングin里の家」を毎月第一日曜日に開催。来園者の方々に活動の楽しさと、環境保護にもなる省エネ生活の勧めを伝えています。

ソーラークッキングを日常生活に♪

 サポセンイベントにも数多く参加され、活動を通して様々なメディアに多々取り上げられることも。

読売新聞では、冬場でもできるソーラークッキングの記事、婦人の友では、西川式クッカーの紹介、NHK「趣味どき!」では、段ボールクッカーのテキスト掲載と番組への出演。 2022年NHKラジオ武内陶子の午後カフェ出演、民放「沸騰ワード10」にも。

 そして、テレビの影響は凄いもので、当初は来園者が少なかった「ソーラークッキングin里の家」へ、地元の皆さんや遠方からわざわざ出向く人も増え、賑やかで楽しいイベントになっています。

 また、小中学校に招かれて、段ボールクッカー・ミニクッカー等の工作を指導、完成品で実際に調理する教室を開催。他にも市内外の行政、団体からの問い合わせも多く、多忙な毎日を送る西川さん。

ソーラーハウスにしかわは、今後も地球環境を守り災害時に役立つ活動として、より多くの人に関心を持ってもらい、日常的に取り組めるよう、普及活動を続けていきたい!・・・と、柔らかな物腰と静かな笑顔で語ってくれました。

こどたん+2024でも、よろしくお願いしますね!