サポちゃんが行く!

ともだちの家

毎週土曜は「好きな事しにおいで、みんなで遊ぼう! 何を持ってきても、危なくなければOK!」
ともだちの家は、小学生から高校生までの子どもたちが自由にあそびに来る場所です。
おとなは“見守る”だけ、“指導はしない”で、子どもたちの“心に寄り添い” 年代や世代を超えた交流のなかで、居心地のよい子どもの居場所を目指しています。

《廣瀬 美代子さんにお話をうかがいました》


やりたいと思った人が やればいい!

長年勤めた仕事を退職し、縁あって主任児童委員の委嘱を受け、市の児童部に参加。子どもたちの置かれている状況を学ぶ中で、講演会企画でNPO法人たまりば理事長の西野氏に出会い、「川崎市子どもゆめパーク」見学時に、どうやってその活動を始めることができたのかを聞くと、「やりたい、やらなきゃ!と思った人が、やればいい!」との答えが。その時に「私にも出来るかもしれない!」と、それが今の活動を始めるキッカケになりました。

主任児童委員を続けていると、徐々に困難な状況にいる子どもたちが見えてきて、「子どもたちが心から安心できる場所を早く創りたい!」と、任期が終わる1年前から、県や市で開催される居場所づくり講座に通い、活動準備を進めていたとの事でした。

自然豊かなつつみの自治会館で…

2015年から小出の下校見守りに参加して、直接子どもに会う機会が増えて色んな話を聞くうちに、この子たちが安心してあそべる場所をとの想いが更に強くなっていきました。場所探しで悩んでいる折に、当時の堤上自治会長から「思い立ったら、すぐにやらなきゃダメだよ」と言われて、自然豊かな環境の堤自治会館の借用をお願いし、活動に共感してくれる2人の仲間と共に、2016年1月から隔週土曜で「ともだちの家」を開始することに。活動に先立ち、趣旨説明や運営への理解協力を求めて、小中学校・自治会・地域包括支援センター等地域の関連組織へご挨拶に廻りました。

当初は、地域の方々に子どもの居場所(あそび場)が理解されず「不登校や特殊な事情を抱えた子どもたちが集まる所」「貸している施設が汚されたり、壊されたりするのでは…」などの声もあり、活動に理解と協力が得られるまで、何度も説明に赴いたりお願いしたりと、思い起こせばたくさんの困難がありました。

でも、様々な出会いでのなかで、地道にコツコツと話し合いを続け、徐々に互いを知り、つながることで、今ではしっかりと信頼関係が築けています。

 


地域のつながりから 嬉しい差し入れも…

シニア3人で始めた頃は、子どもたちと一緒に食べるお昼やおやつ代、学校や自治会に配布するチラシ代もすべて自費でまかない、外部援助は一切なし。当時は、援助を受けるのも難しいと考えていました。

しかし、2021年に中学生の保護者より「親にも先生にも悩みを打ち明けられない中学生たちがいる。」と、相談を受けたことがキッカケで、見守りメンバーに若い世代も加わって現在の運営形態に。少人数だった子どもたちも徐々に増え、学年が進んでも通ってくれる子どもたちも結構います。

最近では、お昼代・おやつ代など運営面での出費が嵩み、一口500円の寄付を地域の方にお願いするのはどうかと、各関係組織に相談したら「地域の子どもたちの為なら」と自治会・地区社協等から補助がいただけること♡感謝♡ また、近隣の方々からも、食べ物や飲料など、嬉しい差し入れをいただくことも多く、地域の皆さまに支えられて活動ができていることを、日々実感しています!

一瞬でたのしい場所ってわかった‼

あそびに来ていた子どもたちの声も聞いてみました♪
「回覧板で見て、来たら一瞬でたのしい場所ってわかった‼」「土曜の午後がヒマだった、いまは他の子やおとなとあそべて楽しい!」「最初はともだちに誘われ、たのしいから兄弟姉妹で一緒に来ている」「ここはおとなも一緒にあそんでくれる」「お母さんがサポーターで、私も来るようになった」別の部屋にいた高校生は「学校でも家でもないこの場所が好き」「家族や先生とは違うおとなに話を聞いてもらえる」と、この場所が大好きな気持ちが伝わる声ばかり、暖かくやさしさに包まれた「ともだちの家」でした。