わんにゃんマルシェ
年に1回、保護団体や事業者、キッチンカーが不幸な命を助けるために集まり、保護犬保護猫のためのチャリティーイベントを開催。第9回わんにゃんマルシェが3月27日(日)、第一カッターきいろ公園(茅ヶ崎市中央公園)にて開催予定! 正会員9名、ボランティア他10名
《代表の古知屋さんにお話をうかがいました》
犬・猫との共生を目指した活動
普段は保護犬活動の団体で代表をしている古知屋さん。その活動に加えて2016年に「わんにゃんマルシェ」を立ち上げました。目的は、数多くある犬猫の保護活動をしている団体の支援と譲渡会の開催です。イベントで譲渡会をすることにより集客が見込まれ、より多くの人に様々な理由で保護された犬・猫について知ってもらう機会をつくることができます。保護犬保護猫の数を減らすためにも、飼い主さんやこれからペットを飼おうとしている方へ知ってもらいたいこと、考えてもらいたいことを訴える啓発イベントです。
どこの保護団体もそれぞれの犬猫にあった世話やケアは想像を超える大変な時間です。殺処分される前に新しい飼い主さんを見つけるため、動物保護に関わっている方々は「動物の命を1匹でも救いたい!」「誰かがやらなくちゃ!」「保護活動を始めた以上、投げ出せない」等、強い責任感のもと懸命な努力をされています。その命をなんとかしたい思いで活動している人、それを応援したい人、同じ思いの人たちが集まり、物販やミュージックライブ、キッチンカーなどで来場者に楽しんでもらえるマルシェを通じて、保護犬保護猫について知ってもらうことを大切にしています。
何とかしたいその命
最初は小さなカフェで神奈川県動物愛護センター(平塚市)の建て替え資金の寄付集めを目的として開催しました。第3回からは、ド素人の主婦メンバーが試行錯誤しつつ譲渡会も併せて開催。イベントでの売上金や募金は、参加団体に寄付しています。企業の協賛や知り合いよりペットフードのサンプルを提供いただきマルシェを盛り上げてくださっています。長年のお付き合いで築いた信頼関係、人と人の繋がりに感謝をし、今では関東エリアで大きな譲渡会と位置づけられるようにまでなりました。
第7回2019年11月開催(さむかわ中央公園)
マルシェへの参加が一番多い時は14団体、保護犬保護猫は約80頭が参加したときもあります。譲渡会では毎回約4割の新しい家族が決まっています。
第8回(2020年11月)はコロナ禍のため、入場制限や消毒による感染対策、保護犬保護猫とのふれあいは中止となりましたが開催することができました。ふれあいはなくとも、募金だけ持って来てくださる方からは「毎回イベントを楽しみにしている」という声を聞き、待ってくれている人がいるんだ!と、心から嬉しく、やりがいを感じています。そして、待ちに待った第9回目が3月27日(日)に開催予定です!メンバーも1年3ヶ月ぶりの開催で企画にも力が入ります。
さらに令和2年度(2020年)・3年度(2021年)と茅ヶ崎市市民活動げんき基金の補助金を受けることができました。捨てられるペットの現況と原因を知ってもらい、動物を飼うという命を預かる行為に責任を持ってもらうための啓発活動に継続して取り組んでいます。
そのため新しくホームページを開設。保護犬保護猫のことはもちろん、イベント情報、飼っているペットのこと、動物に関するお悩みこと、ボランティアやスポンサー募集等の発信をしていきます。ぜひ新しいホームページを覗いてみてください。(最新情報は団体HPを参照)
責任と愛情を最後まで
安らぎや癒しを求めペットを飼い始める人が多くいる一方で、平気で捨てたりして(飼育放棄等)、今でもたくさんの犬や猫が愛護センターに保護されています。愛護センターに持ち込まれた動物の命を保護団体の方がどう救っているのか、ペットを飼っている(これから飼おうとしている)方々にその一生、責任をもって飼育する心構え、しつけやマナーを伝え、私たち人間が動物を捨てない共存できる社会になることを目指し、日々の活動に加え“わんにゃんマルシェ”というチャリティ―イベントも続けていきたいです。
動物のことを何より一番に考えている古知屋さんの姿が印象的でした。ここ茅ヶ崎でもペットと暮らしている方が多いと思います。人も動物も共に幸せになるためできること…誰もが力になれることはあります。ぜひみなさんも動物愛護に目を向けてみてください。