サポちゃんが行く!

ほのぼのビーチ茅ヶ崎

ほのぼのビーチ茅ヶ崎

誰もがみんな平等に、安心して利用できるきれいな海岸を残していくために、海岸美化の意識啓蒙活動、海岸の安全と利用形態の模索、各団体とのネットワーク化、公開勉強会や夏に開催するイベントの企画・運営などさまざまな事業を行っています。(正会員45名)

《代表の石川真紀さん他にお話をうかがいました》

基本は毎月のビーチクリーン
6月5日朝9時、茅ヶ崎海岸、梅雨入り前のさわやかな日差しの下、ほのぼのビーチ茅ヶ崎(以下「ほのぼの」と略します)主催のビーチクリーンに伺いました。サザンビーチから東へ1キロ半ほどのヘッドランドビーチで、毎月第1日曜日に1時間ほど砂浜の美化活動を行っており、この日は子どもたちを含め40名ほどが参加、主催側が改めて挨拶や号令を掛けるでもなく、皆さん順次自主的に作業を始めていました。ステンレスのざるで砂をすくい、ふるうと色とりどりのマイクロプラスチックなどが残るという作業で、幼児でも砂遊び感覚で取り組めます。でも、一見可愛らしいプラも、大半は河川から漂着したものと聞くと、海洋の環境汚染の進行を実感できます。

活動は「サーフ’90」から連綿と
1990(平成2)年に相模湾沿岸の官民共同で開催された海に関する総合イベント「サーフ’90」がきっかけで、その終了後も茅ヶ崎の青年会議所の有志で、海岸のごみを片付けて音楽フェスなどを毎年続けるようになり、「気がつけば、もう30年以上」と当時から関わる大坊会長。多年にわたり海岸の環境美化に貢献したとして、2019(令和元)年には国土交通省大臣表彰を受けたほどです。

設立の経緯や活動の歴史が長いことから、ほのぼのは海に関わる団体や民間企業との結び付きが強いのも特長です。実際に前述のビーチクリーンにも、トヨタモビリティ神奈川、三菱UFJ銀行や住宅設備メーカーの方々が、自発的に連れ立って大勢参加していました。

愛する海をあらゆる側面から
茅ヶ崎の海浜をこよなく愛するほのぼのの皆さんだからこそ、長年にわたりあらゆる側面から「財産」を後世まで残すために取り組んでいます。

昨年ヘッドランドビーチで行ったマイクロプラスチック回収実験プロジェクト

まず、海岸侵食対策。毎回専門家を呼び「なぎさシンポジウム」を開催、大々的な署名活動も展開。人工物の投入によらない自然に近い形での対策を広く訴えてきた結果、県と沿岸の市町が対策協議会を設立、現在は野球場付近のエリアで、相模川上流の土砂を搬入した養浜工事が行われ、砂浜復活の好事例となっています。

また、近年深刻な環境問題となっている海洋プラスチック汚染に関しては、昨年大掛かりなマイクロプラの回収実験プロジェクトを砂浜で敢行。地元の建設会社、亀井工業の方々がショベルカーやブルドーザーを出動してくれたので、大いに作業がはかどりました。

最近では、国道134号線の海岸側歩道が狭く通行に危険を伴うことについて検証。県と国に要望を提出する準備を進めています。

コロナ禍という大波を乗り越えて
そして、一大イベント「ほのぼのビーチフェスティバル」。コロナ禍以降、海の行事は浜降祭も花火大会も中止となる中、今夏3年ぶりに開催することになりました(文末案内参照)。

ほのぼのビーチフェスティバル2017

参加者に快適で安全な浜辺とは何かをイベントを楽しみながら考えてもらおうというもので、多くの地元の企業が協賛・協力しています。

「私達は海の子。茅ヶ崎の浜辺の素晴らしさを百年先の子ども達に残したい」と石川さん。市社協とサポセンが毎年夏に募集するユースボランティアもいつも率先して受け入れてもらっています。それも、1人でも多くの若い人に海に関心を持ってほしいから。最近では、茅ヶ崎へ移住した方がメンバーに加わったとか。今月からホームページも一新、ほのぼのの皆さんの海への熱い思いが世代を超えて受け継がれていきますよう。