【開催報告】押さえておきたい「広報の基本」~2025NPO講座1
日 時:2025年9月13日(土) 10:00~12:00
参加者:6団体 8名
講 師:市川 歩(いちかわ あゆみ)さん(株式会社ボンド プランナー、茅ヶ崎カンパニー メンバー)
2025年度の第1回NPO講座では、市民活動団体や地縁団体などが、日々の広報活動で直面する様々な悩みを共有し、広報活動の基本的な考え方から、各団体が自分たちに見合う広報ツールや、情報発信の仕方などを改めて見つめなおす機会となりました。
<プログラム>
- 広報の基本を理解する
- 多団体の事例や工夫を知る
- 団体広報の目的を明確にする
- 自分の団体に合った発信方法を考える
- まとめ・質疑応答
講師の市川さんから、はじめに広報の基本的な考え方・役割について講義を受けた後に、昔ながらの紙媒体やネットを介した各種オンライン媒体の特徴を、それぞれメリット・デメリットを踏まえたうえでの活用法を学びました。現場ですぐに役立つ実践的な知識をわかりやすく整理されていて、受講した参加者にとって活動の幅を広げる大切な学びの機会となりました。
後半では、受講前アンケートで参加者が課題と感じているコトについて考える時間となりました。以下、アンケートに多くあった声です。
「団体の発信力を強化したい」
「ホームページの閲覧数を増やしたい」
「届けたい人へ、きちんと情報が届いているのか?、届けるためにどうすればよいか」など、
自らも市民活動に携わってきた経験を持つ講師からは、受講団体のInstagramやHPの情報をスクリーンで共有しながら、それぞれの悩みに対する丁寧な改善アドバイスを受けて、その説得力あるお話を聞いた他の団体にとっても、新たな知識や気づきを得られたのではないかと感じられました。
また、受講後のアンケート集計からは
「気軽に参加したけれど、想像以上に学びが多かった!」
「SNSの具体的な活用方法を理解できた」
「広報活動で試してみたいことが増えた」など、
今後の取り組みに向けた意欲の高まりが感じられました。
さらに、
「各種メディアやツールの大切さを理解できた一方で、人と人のつながりの大切さにも気づかされた」
「双方向のコミュニケーションや、個人の体験を大切に発信していきたい」
「情報の受け手にも喜ばれる姿勢で発信したい」
といった声もあり、広報を単なる “お知らせ” としてではなく、信頼や共感を育む手段として再認識するキッカケにもなったようです。
そして何より、講師や受講者同士の交流が刺激となり、今後の積極的な広報活動に一歩踏み出すチカラにつながったのではないでしょうか。本講座が団体活動を支える広報の基盤づくりに向けての一助となれば幸いです。
メディア掲載> 湘南経済新聞