つながりアンケート集計結果~世代ごとに違いがある?ない?

つながりアンケートの結果にご興味いただきありがとうございます。
20周年記念事業として、「こどたん+2023」と連携してアンケートを実施しました。


テーマ:「あなたにとって誰かと“つながる”のに、
必要なコト・モノ・要素は何ですか?」

■調査対象:来館者、主催事業の参加者(ユースボランティア茅ヶ崎、ボランティア塾ほか)
■実施期間:2023年1月19日~3月12日、夏と秋主催事業
■回答数:合計443 (内訳:来館者273、Web4、主催事業166)

今回はアンケートの回答を言葉で分類をしてみました。文字の大きさが大きいものほど回答数が多かった言葉です。
図:テキストマイニング(言葉の分類) 
文字の大きさが大きいものほど回答数が多いワード、色は青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞で表示。 

どの世代にも共通していた言葉は、相手への「思いやり」、相手を思う「心」、「笑顔」という結果がでました!

ここからは深堀り♬

では、世代別だとどんな回答が⤴⤴
アンケート参加者は小さい幼児(5歳くらい)から80代と幅広い年代の方にご参加いただけたので、以下の4つの世代に分けて世代ごとの違いについてみてみました。

🔶①幼児~20代の子どもと青年
🔶②30代~40代のミドル世代
🔶③50代~60代のシニア世代 
🔶④70代以上のシルバー世代

【①幼児~20代の子どもと青年 有効回答数210】
生まれた時点でインターネットが利用可能であったデジタルネイティブと言われるZ世代。コロナ禍もあったため、フェイストゥフェイスの関係が難しかったことも影響してか、誰かとつながるためには「勇気」「強い思い」「むずかしい」などこれから新しくつながりをつくることを想定し、積極的に行動しないとつながることはできないと考えている回答が多かったです。

▲①幼児~20代の子どもと青年の回答

【②30代~40代の大人世代:有効回答数49】
続いてゆとり教育・超氷河期時代といわれて過ごした30代~40代のミドル世代、仕事でも社会や家庭でもライフイベントが多く起こり、成熟している世代でもあります。つながるために大切なのは相手への「思いやり」「気持ち/受け入れる/助ける」であったり、「コミニュケーション能力」など社会で培われて気づいた大切なことが書かれていました。さらに「居場所」や「Face to Face」も必要であるとしていることも特徴的でした。またつながりについても「ゆるい」「スロー」といったゆとり世代らしい回答も多くみられました。

▲②30代~40代のミドルシニア世代の回答

【③50代~60代のシニア世代:有効回答数74】
団塊ジュニア世代からバブル時代の日本が右肩あがりに成長していくことを実感した大人シニア世代となります。人生の第2ステージに入り、物事を考える視点が変化し、社会や地域に目を向ける方も多くいらっしゃいます。回答もほかの世代と比べると「笑顔」、「心」が大きく表示されています。さらに「動き出す」「踏み出す」なども見られ、第2ステージでのつながりに必要なことのように読み取れます。

▲③50代~60代のシニア世代の回答

【④70代以上のシルバー世代:有効回答数59】
70代以上のシルバー世代はすでに誰かとつながっていて、そのつながりを深めていくために「いたわる」「認める」「食事/食べる」などが必要であると挙げられていたのが印象的でした。これからの人生を元気に楽しむために、「趣味」「スポーツ」「活動」など同じ目的をもつことがつながる上で必要となってくると回答をいただきました。

 

▲④70代以上のシルバー世代の回答

皆さまはこの結果をみてどう感じられましたか?コメントやご感想があればぜひお聞かせください。
✉:s-center@pluto.plala.or.jp

アンケートの結果を世代別にみてみるとつながりに必要なことが異なっていることが分かりました。これからの施設運営や今後実施する自主事業の企画を考えるうえでも、参加対象によっては企画内容を柔軟に変化させ、参加者同士のつながりをより深める工夫をしていくためのヒントを得ることができました。

アンケートに回答してくださった皆さま、最後までお読みくださった皆さま、どうもありがとうございました。