【活動受入団体編】ぷれジョブちがさき・さむかわ
「ありのまま」の価値を大切にする活動
障がいなどにより支援が必要な学齢期(小学5年~高校3年生)の子どもが、地域のボランティア=ジョブサポーターと一緒に地域の郵便局、犬のホテル、事務所やコンビニなどに出向き、週1回、約1時間の職場体験を6か月の期間で行っています。サポセンでも、今年5月より高校1年生T君を受け入れています。
T君は、お掃除、植木の水やり、書類のシュレッダーなどの作業をしてくれています。ジョブサポーターさんのアドバイスと、やる気を維持できるよう工夫した作業のやり方によりT君はやれることの幅が広がり、できる実感を得ています。
また受入先、ジョブサポーターがひとりひとりの子どもを知ることにより、社会や大人が学び、影響を受け、お互いが変化する、そんな力を子どもは持っています。
社会に出る日は必ずくる。子どもの時からありのままの職場、ありのままの地域のジョブサポーター、ありのままの地域のもと、社会のイメージの下地を作ることは、子どもたちにとって将来の強みになることでしょう。
その子の目の輝き、笑顔がうれしい
この活動をやっていて良かったと思うことは、子どもたちが、感謝されたりすることで達成感を感じ、自分が認められたという自己肯定感が高まり、自信となることです。そのことにより、保護者も元気になり、喜びを得られます。
自然にふるまえるように(意識改革)
運営スタッフの行成さんに今後について聞いてみました。「ぷれジョブに関わる人が日常生活の中で、ちょっとした心遣いなどの意識を変えることで地域・社会を少しずつ変えることに繋がってほしいと思います。その積み重ねで、障がいがあってもなくても地域で安心して暮らせるようになってほしいです。地域の人々が小さな負担をし合い助け合う意識を大切にしていきたいと思います。」と、優しい笑顔で語ってくれました。
ぷれジョブちがさき・さむかわ
2013年設立。ぷれジョブは、特別な支 援の必要な子が地域で働く体験をすることを通じて、障がいの有無に関わらず、みんなが共に助け合うことができる地域社会を創る活動をしています。