サポちゃんが行く!

未来を考える市民の会

未来を考える市民の会

 わたしたちの住んでいる茅ヶ崎がどうなっていくのか、市民のみなさんと一緒に茅ヶ崎の政治について楽しく学べる市議会傍聴ツアーを企画開催しています。民主主義の一助となることを目指しています。
(設立2018年6月、正会員3名、賛助会員4名))

《代表の藤池さん、メンバーの信濃さん、高山さんに お話をうかがいました》

市議会傍聴のはじまりは
2013年、東京五輪招致のために当時の首相が発した、福島原発問題は「アンダーコントロール」という言葉に疑問を持った藤池さん。モヤモヤしたままではいけない! 積極的に勉強し、得たことを発信していこうと思い始めました。政治に興味を持ち始めたのもこの頃です。

信濃さんは、福島原発かながわ訴訟などの裁判傍聴の経験はあるものの、市議会の傍聴はしたことがありませんでした。団体が発足した2018年は、ある陳情を市議会へ提出した時期でもあり、市議会の動向に関心がありました。

2024年3月に新メンバーとなった高山さんは、子育ても終わりこれから何をしようか…と、色々な方の話を聞く機会を重ねていくうちに、子どもが育てにくい時代になり、子どもを産まない選択をする人が増えていくと、この先自分たちが住んでいる町はどうなっていくのだろうと不安を持ち、自分にできることはないかと思っていたところ市議会傍聴ツアーと出会いました。

「何かを変えようと意思表示をするには、まずは市議会を傍聴するとよい」と、議員さんからの後押しもあり「市の条例の制定、予算の決定など市の重要施策の多くを審議議決」している、市議会が身近に感じられる場になれば良いのではと活動を始めました。

多くの市民の方が、市政に興味を持ち行動を起こしてほしいからこそ、楽しく学べる場として市議会傍聴のハードルを下げられるよう工夫し活動しています。

議会を分かりやすく身近に
これまでに27回の傍聴ツアーを企画開催。参加者に興味をもってもらえるよう、ツアー広告風などに模した配布資料を藤池さんが作成。事前に傍聴ポイントの説明等もありますが、理解しづらいのが現状。議場で解説してほしいという要望もあるので「特別傍聴席」を使えるとありがたいと、市にもお願いしているところです。

参加者の世代は30代以上で、比較的時間に余裕のある年配の方が多く、
「地域のことがここでこのように決められていると実感が湧いた」
「一人での傍聴は心細かったがツアーがあって有り難かった」などの感想が寄せられています。
その他、SNSで傍聴レポートの発信や議会の映像を観て理解を深めるテーマ別の勉強会も実施。

議会で質問をした議員さんもお呼びすることもあり、議員と市民が対話できる貴重な場づくりにより、議会に寄り添う市民が増えるといいなと思っています。

さあ、議会へいこう!
「傍聴ツアーの参加は誰でもOK、どんな政治信条をお持ちの方でもどんとこい!これが私たちのウリです。だからこそ傍聴のしやすさ、意見を誘導しない、それぞれの意見があることが素晴らしいと思っています。そして生活はいろんなものが地続きなので、色々な分野を傍聴し知ることが大切。もっと市政に興味をもってくれる人が増えたら住民、行政、議会のトライアングルがうまくいき、よりよい茅ヶ崎市になると思います。傍聴を続けると、自分の生活に関わることを丁寧に話し決めてくれていることが分かってきて、自身の日々の生活が変わるはず。さらに議案等が議決される過程には様々なドラマがあるので、ぜひ一緒に傍聴に行ってみましょう! もし傍聴に行けなくても生中継、録画中継、会議録もあり、茅ヶ崎は情報が開かれた市議会なんです!」と、この整った仕組みはなんとも贅沢であることを知って欲しいと話してくれました。

1票の重みを伝えていきたい
「今度、文教大学のあるゼミとのコラボ企画で、議会傍聴ツアーを開催します。18歳から投票権があるものの、その1票がどういうものか誰も教えてくれないのが現状。若い人にも、主権者教育、他団体など多方面でコラボ企画ができたらと思っています。例えばペットのことや他なんでもテーマにできちゃいます。願いと想いが詰まった1票。議員さんがどんなことをしているか、傍聴すれば見えてきます。市民が市政に少し心を寄せて、さらには市議会ファンが増えてくれたら嬉しいことです。」

各々が得意を生かし、楽しく活動されている様子が印象的でした。今後のコラボ企画にも期待ですネ!

『ギカイに行こう!茅ヶ崎市議会傍聴ツアー』開催情報は、サポセンHP「イベント情報」でもご確認いただけます。