「特定非営利活動法人 発達サポートネット バオバブの樹」
2010年1月設立。会員約100家庭。全てのこどもたちが、自分らしさを発揮して生きていける様に、こどもたちに生きる力、つながる力をつけると共に、こどもたちを取りまく環境にも働きかけています。
【団体のスタッフの方々に活動の思いをお聞きしました】
安心して生活できる社会実現のための活動
目に見えにくい困難さを抱えたこどもたちを理解し、育て、支える。そして、こどもたちを支える人々をつなぐために発足したNPOです。予約をすれば誰でも利用できる「ほのぼのサロン」(参加費あり)を入り口に、こどもや保護者の『困った』を適切な形でサポートしたり、地域の情報を提供したりしています。言語聴覚士による個別療育の他、こどもたち同士のグループワークや季節のイベント、幼稚園教諭、保育士、教員、医療・福祉相談機関従事者などに向けて理解を深めるための研修会も開催。こどもたち自身の学び、育ちの支援だけでなく周囲の理解を促し環境を変えていく活動も行っています。これらの活動は、ママスタッフと専門家が自分の得意分野を活かし、支え合いながら運営しています。
“バオバブの樹” 名前の由来
療育の有名なお医者様(高松鶴吉さん)が「こどもたちは植物のようなもの。いい環境を整えることですくすくと育つ。手をかけ過ぎたり、肥料をあげすぎたり、放っておくのも駄目。その植物にちょうどよい環境を用意することがいい」とおっしゃっています。数ある植物の中でも独特で、環境によって大きく育ち方を変えるバオバブの樹はこどもたちに似ている、と感じ、この名前をつけたそうです。
サポセン☆ワイワイまつりで学ぶ
将来の自立に向け、働く意識や金銭感覚などを楽しく身に付けていく機会として、ワイワイまつりに5年連続参加。「ワイワイまつりは地域の人たちとともにゆったりとした雰囲気の中で活動できるのが何よりの魅力。人前で話すのがとても苦手なこどもたちですが『待ってもらえる、否定されない』雰囲気の事前ミーティングだからこそ、団体紹介ができました。おまつり当日もポップコーンや綿菓子を作り、接客し、広報活動も行いました。おまつり後は決算報告を受けお給料も手にし、働く大変さとともに充実感も味わえる貴重な機会となりました。」と、話してくださいました。サポセンも未来を担う子どもたちを応援しています!
周囲の理解を広げたい
こどもたちにとって良い環境、学びを提供するとともに、NPOの活動としては『こどもたちのことを多くの人に知ってもらうこと』も大切にしています。今年も県教育委員会や茅ヶ崎市民生委員の方向けの講演活動などを行いました。10月に開催される“ボランティア塾in鶴嶺高校”には、5年連続参加。「高校生の反応は毎年違っていて、私たちもたくさんの学びをいただいています。」と、理解を広げる活動にも意欲的に取り組んでいる姿勢が印象的でした。