「チームみつばち」
2011年6月設立。会員15名。3.11の福島原発事故のあと、福島の現状を知り、原発について知識を深め、自然エネルギー普及のために学習会や上映会などの活動をしています。
≪立上げメンバーの吉野さんにお話を伺いました》
仲間がいることに感謝
設立のきっかけは、3.11の後、なんとかしたい、なにかできることはないかと悶々としていた時、たまたま鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」を見て、この映画をみんなに見てもらいたい!そうすれば原発のことを考えてもらえる!と思い、上映会を企画したことです。
以前より環境に関心があり、それに取り組む市民活動団体にも所属しています。小学校教員を退職した年と3.11が同じ年。時間もあり、一緒に活動をしてくれる仲間もいます。「福島のことを忘れない」「原発をなくしていく努力をする」「再生エネルギーを増やしていく」この3つの想いを柱に同じ問題意識を持った仲間と伝える活動ができることにやりがいを感じつつ日々活動を続けています。
メンバー全員が企画者
最初の上映会はドキドキだったそうですが、今に至っては目をつぶっても年2回の上映会ができるほどの腕前。メンバーそれぞれが企画する作品、学習会を上映・開催し、チラシや看板作成は、それぞれ得意な人がやっています。各々が常にアンテナを張り巡らしているので、次から次にやりたいことが出てくるそうです。
月1回の定例会の他は、必要な時に集まり報告や意見交換することで互いに刺激を受け合っています。
6月に第8回茅ヶ崎映画祭が開催されます。チームみつばちは第2回から参加しています。普段の上映会や学習会の参加者は、知り合い同士の行き来が多いですが、この映画祭では、あまり環境や原発などに興味がない方にも映画という手段でPRできます。そして、映画祭の関係者とも知り合いになれるので、映画祭は大事な位置づけだそうです。
今後は具体的な活動を
「上映会や学習会をやって終わりではなく、具体的な活動として、原子力災害時、被ばくによる甲状腺がんを予防できる薬剤“安定ヨウ素剤”のことをもっと知ってほしいと思っています。災害時の備えの中に放射線対策を必要なことを多くの方に広めていきたいです。」と、熱い思いを語ってくださいました。
<茅ヶ崎映画祭参加作品>
・作品…モルゲン、明日
(原発ゼロを決めたドイツ。市民のエネルギー革命)
・日時…6月28日(金) 午前10:00~、午後14:00~
・場所…茅ヶ崎市民文化会館 小ホール
・料金…当日券1000円、前売券800円