【開催報告】よるカフェ3「ふだんの暮らしと社会を結ぶ私たちができる“もちより”支援」

日 時:9月30日(土) 10:00~12:00
場 所:ちがさき市民活動サポートセンター
ゲスト:重田扶美子さん(NPO法人WE21ジャパンちがさき代表)
参加者:17名

今回のよるカフェでは、「何か活動を始めたい」「私のもっている力や物が何か役に立つのかしら」という思いを持つ17名が集まって、チャリティショップや居場所づくりなどさまざまな活動を長年されている重田さんのお話をじっくり伺いました。

★『小さな力がこんなに大きくなりました!』が目標
支援活動は、無理があると続けることがなかなか難しいので、プラスαのない日常が長く続けられる秘訣。家の中にある大切な、でももう使わないものをショップに寄付していただき、自分に必要なものを買っていく。そんないつものことが支援に繋がっています。ショップでは、来店された方たちやショップスタッフ・ボランティアとのおしゃべりや情報交換の場。無理なくそして楽しくできる社会貢献を毎日続けています。

★気をつけていることは、「相手の顔が見える支援」
WEショップでのフェアトレードでは、「遠い国の知らない誰か」ではなく、貧困国を歩いてまわった友人のことばを直接耳にして、アシーラの石鹸(パレスチナ)の販売を始めました。着物のリメイクでは、みんなで集まってわいわいがやがや手を動かし作り出す。そして販売することも楽しみです。人と出逢い、繋がることで新しい発見もあるし、アイディアも生まれます。

フードドライブも、母子・父子家庭の半数近くが食べることに苦しいという現状に愕然とし、「自分がこんな社会を作ったという責任」を強く感じ、参加することに決めました。毎年10月は“貧困なくそうキャンペーン”月間。今年も10月16日(月)~10月28日(土)に開催し、ご寄付いただいた食品をフードバンクかわさきに届けます。(詳細はWE21ジャパンちがさき0467-88-6015にお問合せください。)

★活動の魅力は『すべてを自分たちで決めること』
たとえば「WEショップでスタッフとして働けば、3年後には起業できますよ(笑)。なぜなら、お店のことは私が決めるのではなくて、スタッフが中心になって決めていただいてますから。」WEショップに関わることで、支援活動のことだけでなく、知識も勇気も得ることができます。

「WEショップでは、こういうものならよく売れるというものはありますか?」という質問に、「これならOK」とか「これなら絶対売れます!」というものは実はないそう。もちろん洋服などの場合は季節に合うものが一番ですし、汚れなどはチェックしますが、売れそうだから持ってくる、寄付してもらうではなく、大切にしているものを持ってきてもらうこと。それがWEショップにとっては一番皆さんに届きます。

活動はWEショップ以外にも!
重田さんのもうひとつの活動は、子育て中の母親や高齢者をつなぐ地域の居場所「フリースペース ら・ぱれっと」の運営です。十間坂にある古民家では、お母さんとあかちゃんカフェやミシンカフェなど、様々な交流・学習のイベントを開催しています。レンタルスペースにもなっているので、この場所を使って何かしたい!と興味のある方は、重田さんにお問合せください。また、食べることを大切にしたいと、忙しい中、仲間と始めた畑仕事(藤沢市)をお手伝い下さる方も募集中だそうです♪


活動のお話を伺った後は、グループに分かれてフリートーク
自分のこれからや、WEショップへの提案など、色々な感想やアイディアはもちろん、「さっそく来週、妻と一緒にショップに行きます!」と重田さんと意気投合する参加者や、カフェを通して10年ぶりに再会したという参加者同士に驚いたり、短い時間にたくさんの化学反応が起こりました。