【開催報告】12/7(土)「仲間づくりのコツ」~ 活動を楽しく広げていくために… 2024年度NPO講座-2

サポートセンターでは、市民活動団体やこれから市民活動に携わる人たちを対象に「NPO講座」を開催。
団体運営のイロハ、補助金/助成金など資金調達、税務会計基礎、情報の公開/セキュリティなど危機管理、講座/イベントのつくり方、プレゼン、チラシ/広報紙づくり、オンラインでの情報発信(SNS/動画配信)など、実務に役立つ講座内容を厳選して提供しています。


「仲間づくりのコツ」
 活動を楽しく広げていくために・・・

◇日 時:2024年12月7日(土) 14:00~16:00           
◇講 師:後藤 麻理子さん
(特定非営利活動法人 日本ボランティアコーディネート協会 理事・事務緑町)
◇参加者:10名

「ボランティアやメンバーを募集しても集まらない」
「幽霊会員が多く、ボランティアが定着しない」
「企画や運営の活動メンバー不足」
活動を続けていく中で聞こえてくるお悩みの声、その解消の一助となればと本講座を企画。


後藤 麻理子さん
特定非営利活動法人 日本ボランティアコーディネート協会 理事・事務局長)

継続して活動するための工夫や、参加するひとり一人のチカラが発揮できる環境づくり、どうやったら負担感なく仲間を増やしていけるのか。長年ボランティア活動の推進に取り組まれている後藤さんのお話から、団体がボランティアを受け入れる力をつける、仲間づくりのコツを伺いました。

最近のボランティア事情を知ることから始まり、組織に迎え入れるための手順や整えておきたい環境など、ボランティアマネジメントの手法について学びました。

ボランティア観や求めるものには幅があり、以下のような相反する価値観が共存しています。
・他人のため/自分のため
・無理なくできる範囲で/一生懸命取り組む
・責任がありやり甲斐も/責任まで負いたくない
・しっかりきちんとした人が参加/誰でも気楽に参加
・我慢や忍耐も必要/楽しいことだけでいい

団体が欲しいと思う人材に対し参加の壁を下げて、参加しやすいと感じられる活動(ボランティア・プログラム)を明確に示すことが必要です。

関係をつくりたい人たちのニーズを的確に把握し、ニーズが重なる部分や双方のメリットにつながる活動をつくる「コーディネーター」役を担う人の存在がとても大切になってきます。本講座では、活動を始めた人への伴走(情報提供やアドバイス)で継続を支えるなど、団体側のひとりよがりなボランティア募集ではない、双方にメリットを見出せるボランティア・プログラムを考えることが、組織の仲間づくりや活動の広がりにつながるということを学びました。


参加者アンケートより

「説明がわかりやすく、参考になった」
「自分の団体(自分)に、不足している部分(考え方)が分かった」
「新しい発想を気付かされた」など、
講師の話が、とても参考になったとの感想を多くいただきました。