【開催報告】11/9(土) 活動を楽しく広げていくために…「どう考える? 活動継続と事業の承継」 2024年度NPO講座-1

サポートセンターでは、市民活動団体やこれから市民活動に携わる人たちを対象に「NPO講座」を開催。
団体運営のイロハ、補助金/助成金など資金調達、税務会計基礎、情報の公開/セキュリティなど危機管理、講座/イベントのつくり方、プレゼン、チラシ/広報紙づくり、オンラインでの情報発信(SNS/動画配信)など、実務に役立つ講座内容を厳選して提供しています。


活動を楽しく広げていくために・・・
「どう考える? 活動の継続と事業の承継」

◇日 時:2024年11月9日(土) 14:00~16:00           
◇講 師:田所 喬さん(NPO法人NPO・フュージョン長池 理事長)
◇参加者:19名

「若手の会員・ボランティアがなかなか集められない」
「メンバーがみな高齢になって・・・実働してくれるメンバーが足りない💦」
「団体を運営する役員のなり手がなく、活動を引き継ぐ人がいない」
毎年実施しているサポセン登録団体からのアンケート集計から、長く活動を続けている団体より最近よく聞かれるのが「活動を続けることの難しさ」です。このお悩み解消の一助となればと本講座を企画しました。


田所 喬さん
NPO法人NPO・フュージョン長池 理事長)

NPO・フュージョン長池は、多摩ニュータウン南西部で都市公園の指定管理他、多様な事業を展開しているNPO法人です。田所さんからは大きな組織を若くして引き継いだ、2代目理事長としてのプレッシャーや、自身のパパ会活動の引継ぎ失敗談なども交え、ひとり一人が主役になれる組織運営について、多くの人が関わりつつ協力者を増やしていくために何をすればよいのか等、具体的な実践事例をもとに、団体の継続や若い人材がのびのびと活躍するためのヒントやアドバイスをたくさんお話いただきました。

「この課題に対する特効薬はない!」とのことですが、講座に参加した団体のお悩みにも真摯に対応くださり、参加団体の課題を整理しながら皆で一緒に解決策を考えました。それぞれの団体がメンバーみんなで真剣に話し合い、できるだけ全員が納得する形の着地点を見出すことが理想です。

また、いまの活動に多くの人が関わるためにはどうすればよいか、活動を続ける・さらに広げていくために必要なことは何か。これには、自分たちの活動以外の様々なイベントや、地域のお祭りなどに積極的に参加してPR活動をしたそうです。そんな地道な外部との関りから、多様な主体との連携や協力しあえる関係性を築けるようになったというお話がありました。日頃からの顔の見える関係性が築けていると、何かあった時にも声掛けや、具体的な相談事もしやすいなど、双方にとって良い環境をつくるのが大切なことを学びました。


参加者アンケートから

「具体的な事例で、わかり易い内容だった」
「他団体との連携の重要性を感じた」
「参加グループごとに、情報交換ができて良かった」など、
ご意見・感想からは、今後の団体活動について考え方を深めることができたようでした。

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