【開催報告】NPO講座2021 第1回「ひとりひとりの得意を生かした組織づくり」

NPO講座2021
 第1回「ひとりひとりの得意を生かした組織づくり」

開催日時: 2021年10月30日(土) 14:00 ~ 16:00
開催方式:オンライン講座(ZOOM利用)
参 加 者 :6名
講  師:塩崎 裕子さん(園芸家、イーハトーブ湘南 会長)

 本講座では、市民活動を自分たちのペースで長く続ける極意や、メンバーが専門スキルを活かして活動すること、まわりを巻き込む事業のつくり方、助成金の活用法などについて、実際のイーハトーブ湘南の活動を通じて学びました。


「植物を育てて みんなで幸せになろう」を合言葉に

 塩崎さんたちの活動は、2000年、PTAの活動で児童や保護者たちと一緒に、新設された地域の老人介護施設を訪問することからはじまりました。訪問を続ける中で入居者と子どもたちが一番喜んだのが園芸だったこと、その気づきが今の活動に繋がっている。複数の介護施設へ自然を届ける試みから「園芸療法」へ興味を持ち、同志を募って2007年「イーハトーブ湘南」を立ち上げた。今では人、家庭、地域社会をつなぐという「園芸福祉」の考えに共感して、”植物を育ててみんなで幸せになろう”の合い言葉で活動している、というお話がありました。

 塩崎さんのお話を伺った後に、参加者のみなさんに本講座を受講した理由を聞いてみると、
「活動に元気がなくなっているので、何かヒントがいただけると思い参加した。」
「表題の内容に興味があった。」
「現在の活動に活かしたい。仲間を増やすために活動内容の範囲を広げたい。」
「サークル活動のあり方など、漠然とだが知りたくて参加。」など、さまざまでした。


「息の長い活動」の秘訣を伺い…

 本講座を受講されたの皆さんからは、
「イーハトーブさんの活動が大変参考になりました。うちの会は全員合意型なので、他の会の活動の仕方も参考に聞きたいので、別の機会にもっと多くの会の方が参加して、ディスカッションできたらいいなと思います。」
「今後は、直接お会いしてリラックスした状態でお聞きしたいです。コロナ禍では今回の方法(ZOOM開催)がベターだと思います。」
「長く活動している間に皆さんで考え合い、話し合ってこられた様子が感じられて大変参考になりました。」
「いろんな市民活動団体がある中で、どんな活動をしている人たちがいるのかということについては、なんとなく分かってきたものの、個々にフォーカスしてみることがなかった。そのため、歴史あるイーハトーブさんがどんな活動をし、歩んできたのかを知ることができ良かったです。」
「強い気持ちをもって長く続けていくことが大切だなと思いました。」などの意見・感想をいただきました。