【開催報告】NPO講座2020「公民協働のまちづくり~ウィズコロナ時代のSDGs推進に向けて~」
開催日時: 2021年1月31日(日) 14:00 ~ 16:00
開催方式:オンライン講座(ZOOM利用)
参 加 者 :17名
講 師:新海洋子さん(一般社団法人 SDGsコミュニティ代表理事)
プログラム:本講座では、講師から「SDGsに関する実務的な知識」と「協働の考え方・実践事例」について学んだ後、グループワークを通じて、様々な地域課題の解決に向けて「公民協働」を進めるための実践的な知恵を探り、参加者全体で共有しました。
「SDGs」ってなんだ?
ひとつ目の講義では、日本の食料自給率や世界の貧困・環境破壊等の現状と課題について触れた後、SDGs(持続可能な開発目標)が国連で採択されるまでの経緯とSDGsの重要性について解説されました。後半の「協働」のパートでは、地域課題解決のためには、「的確な課題認識」「地域ニーズや地域の状況把握」「必要な時に人材と資金を投入すること」「関係者とのいい関係づくり」「持ちよる。組み合わせる」の5つの要素が重要だとの話がありました。
・最初のグルーワーク(ブレイクアウトルーム機能を利用して小グループに分かれる)は、メンバー内の自己紹介をしたうえで、「講義内容のふりかえり」と「茅ヶ崎市が抱える地域課題の共有」の2点について情報交換を行いました。
「協働」取り組みアイデア
ふたつ目の講義は、新海さん自身が関わった「協働」の取り組みの紹介でした。市民活動団体、民間企業、社会福祉協議会などの多様な組織が、「里山の活用」という地域課題にどのように関わり、「協働」の実施主体になっていったのか。そのプロセスを具体的に解説してくださいました。
・2回目のグループワークでは、「協働による取り組みのアイデア」を小グループごとに出し合いました。続く全体会では、グループ毎に話し合いの結果を報告し、最後に、新海さんから「茅ヶ崎におけるSDGsの取り組みは、この講座がスタートであり、今後具体的な実践が進むことを期待したい」との言葉がありました。
初の完全オンライン講座
NPO講座を完全オンラインで実施するのは今回が初めて、ZOOM接続トラブルなどのハプニングを危惧していましたが、大きなトラブルもなく無事に終了することができました。
受講生の方々が、ZOOMのブレイクアウトルーム機能を利用したグループワークにとても熱心に参加している姿が印象的でした。
<アンケート集計報告>
・SDGsについては殆ど知識がなかったので、改めて考えるきっかけを得ました。
・「協働する」ということの意味を学ぶことが出来た。
今後、SDGsを意識しながら、課題と、それをどう協働して解決していくかを考えて業務を行っていきたい。
・講座の開催ありがとうございました。
地域でSDGsの具現化に向けて頑張っている新海さんのお話を聞けたことは、自分自身の刺激になりました。
また、地域で、ネットワークやつながりを作ることを再認識できました。グループワーク機能は、良かったです。
そんな機能もあるのですね。今後の自分自身のZOOMの使い方の参考になりました。