【開催報告】市民活動交流カフェ2019「独立型 My発電所 組み立てワークショップ」 ~市民がつくる、持続可能な未来のエネルギーpart2~
▼日 時
2019年11月23日(土) 14:00 ~ 17:30(13:50受付)
▼会 場
ちがさき市民活動サポートセンター フリースペース大
▼参加者
組立てワークショップ: 6名
ワークショップ見学: 7名
▼講 師
古峰 聖治さん(認定NPO法人 太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)神奈川地域交流会)
▼主 催
NPO法人 ちがさき自然エネルギーネットワーク(ちがさきREN)
認定特定非営利活動法人 NPOサポートちがさき(ちがさき市民活動サポートセンター指定管理者)
今年7月にサポセンの屋根に設置された「市民立太陽光発電所れんこちゃん1号」が10年を迎え、記念として「市民がつくる、持続可能な未来のエネルギー」をテーマにトーク・イベントを開催。東日本大震災を機に、地域でも太陽光発電システムの普及が進み、家庭や公共施設、工場の屋根などでソーラーパネルをよく見るようになりました。今回、県内外で発電所組立てワークショップを実行されている、PV-Net神奈川地域交流会に協力していただき、れんこちゃん10周年記念の第2弾としてちがさきRENと共催で開催する運びとなりました。
自作の電気を自宅で使う「茅産茅消」を実践すべく、持ち運びできるコンパクトなMy発電所を組み立てます。組立てキットは初心者でも安心して組み立てられ、手ごろな価格で提供できるよう工夫されています。
最初の1時間は、いざという時にしっかり活用できるように発電所作りのためのシステムや、自力でメンテナンスしていくために最低限必要な知識を、かなりな量のスライドを使いわかり易く解説していただきました。休憩をはさみ、いよいよ組立てのワークショップ開始。実際に組み立てを行う参加者にはちがさきRENのメンバーがサポートに入り、講師の古峰さんがスライドを使い作成の手順をひとつづつ丁寧に説明しながらの実習となりました。慣れた手つきでスイスイと制作される方もいれば、初めて手にする工具に苦心する方に、真剣に見守る見学者がお手伝いに入るような和やかな場面も見られました。真剣な熱気に包まれ約2時間をかけてMy発電所の製作を実施、通電してキチンと起動するかを点検して終了しました。
完成したMy発電所を前に、質疑応答の時間には自宅で実際に設置する際に注意することや、普段のメンテナンスに関する情報提供がありました。また、見学者からも自力で部品を集めて作るその際の留意点や、海外支援で同様な発電所作りを計画している方からの質問などがあり、最後まで熱心な参加者に対し古峰さんの誠意ある対応を拝見し、このようなワークショップを開催できた喜びを感じました。今回の見学者からは今後も同様のワークショップがあれば、是非組立て実習に参加希望したいとの要望があり、ちがさきRENとPV-Net神奈川地域交流会の連携を期待したいと思います。