社会福祉法人全国盲ろう者協会「盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2」(申込み:3月7日〆切)盲ろう者の地域団体が地域ニーズに応じた様々な障害福祉サービス事業を展開していくために支援

 当協会では、一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)が行う休眠預金活用事業による助成を受けて、2021年度より「盲ろう者の地域団体の創業支援事業」を実施してきました。この事業では、当協会が資金分配団体として、盲ろう者の地域団体(実行団体)に対して、NPO法人設立や同行援護事業所開設、盲ろう者の掘り起こし活動などに関わる資金的・非資金的支援を行っています。2024年11月現在、事業開始時には任意団体であった3団体を含む、5つの実行団体すべてがNPO法人として同行援護事業所を開設・運営し活動を活性化させてきました。

 このような成果を踏まえて、当協会では、さらに、盲ろう者の地域団体への支援を拡充していくために、再度、休眠預金活用事業による助成を受け、下記のとおり「盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2」を実施することとしました。本事業においては、盲ろう者の地域団体(盲ろう者友の会、盲ろう者を中心とした作業所など)が、同行援護事業だけでなく、地域のニーズに応じた様々な障害福祉サービス事業を展開していくための支援を行います。具体的には、既に同行援護事業を実施し、新たにその他の障害福祉サービス事業を実施する団体への支援(Aタイプ)と、これから新たに同行援護事業を実施する団体への支援(Bタイプ)の二つの区分を設けて支援を行います。本事業による支援を希望する団体を公募いたしますので、申請を希望する団体は、当協会のHPより公募要領をダウンロードいただき、十分にご検討のうえ、奮ってご応募ください。

▼応募期間
 20224年11月22日(金)~3月7日(金)締切

▼対象となる事業(本事業による支援の区分)
・Aタイプ
 既に盲ろう者向けの同行援護事業を実施している盲ろう者の地域団体が、盲ろう児の支援の場(児童発達支援、放課後等デイサービス等)、盲ろう者の日中活動の場(生活介護、就労継続支援B型、地域活動支援センター等)、盲ろう者の居住・宿泊の場(グループホーム等)など、地域のニーズに応じた多様な障害福祉サービスの事業所を開設し、運営を行うことを助成します。これにより、ひとり一人の盲ろう者のライフステージに即した支援の提供を行うとともに、複数の事業を展開、連携していくことで、盲ろう者への包括的な支援を行うことを目指します。
・Bタイプ
 盲ろう者向けの同行援護事業を実施していない盲ろう者の地域団体に対する、NPO法人格の取得支援(未取得の団体のみ)、同行援護事業所の開設準備、運営の支援により、盲ろう者の活動の基盤となるコミュニケーションと移動の支援体制を整えます。さらに、盲ろう者の掘り起こし、団体活動の活性化などを通して、将来的に上記のような障害福祉サービスを総合的に展開していくための基盤作りを進めることを目指します。

▼助成金額
 資金的支援

 ・Aタイプ
 1団体あたり 総額で約2,000万円程度を助成  (全国で2団体を予定)
 ※団体職員の人件費、事務所家賃、事業所開設後の赤字補填等を含む。
 ・Bタイプ
 1団体あたり 総額で約1,125万円程度を助成  (全国で4団体を予定)         ※団体職員の人件費、事務所家賃、事業所開設後の赤字補填等を含む。
 人的支援
 当協会の職員(プログラムオフィサー2名を含む)が、頻繁に現地へ出張し、次のような人的支援を行います。
 ・NPO法人設立に向けた支援
 ・同行援護事業所やその他の障害福祉サービス事業所の開設や運営に関わる支援
 ・行政機関との調整などの支援
 ・盲ろう者の掘り起こしに関する支援
 ・その他日常業務に関する相談支援

▼助成期間

 2025年4月上旬頃~2028年3月

募集要項・申請方法等の詳細については盲ろう者の地域団体の創業支援事業 ステップ2
Webサイトをご覧ください。

▼お問い合わせ先
社会福祉法人全国盲ろう者協会(伊藤・中川)
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町67番地 
早稲田クローバービル3階
電話:03-5287-1140  FAX:03-5287-1141
メール:info@jdba.or.jp