【緑化活動】 ~花壇のきれいな「サポセン」~

花と緑にあふれた、憩いと安らぎの花壇
 ~サポセン「花壇日誌」より

今回は、サポセンのマスコットキャラクター『さぽちゃん』が、センター設立当時を知る『M氏』に突撃インタビュー! 形式の記事にしてみました(^^♪~では、お楽しみください。

さぽ:じつは以前から不思議に思っていたの。なんでサポセンには大きな「花壇」があるの?

M氏:さぽちゃん、いいところに気がついたね! それはサポセンが開設(2002年4月)される前のこと。
2001年に設置された市民の公募委員や市民活動団体代表などによる「(仮称)市民活動サポートセンター建設検討会」の議論の中で、「ここは茅ヶ崎駅北口周辺特別景観まちづくり地区なので、施設の道路に面するところは、利用者だけでなく多くの市民も通るので、ぜひ緑地帯にしておきたい」との意見があり、それに茅ヶ崎市も賛同してくれて、今の花壇につながる広い緑地スペースを確保できたんだよ。

検討会のサポセン建設予定地視察

画像クリックで市HPサイトが開きます

さぽ:緑地なら、樹木だけでも良さそうな気がするけど?

M氏:サポセン開設に向けて検討していた委員たちは、せっかくなら、市民が憩いと安らぎを感じられる緑地エリア(環境美化)を構想し、草花も植えて花と緑にあふれる花壇にしようと考えたんだね。

さぽ:じゃあ、サポセン開設当初から このような花壇だったの?

M氏:最初はハナミズキや針葉樹などが中心で、一年草の植栽だけだったんだよ。でも、サポセンがオープンした2002年4月、「花壇」の造園計画を知った二人の市民が、花守りボランティアグループ「みずきの会」(お二人の名前のイニシャル「M」にちなみ命名)を結成し、花壇のデザイン・造園・維持管理のボランティアを申し出てくれたんだ。そして、この時から「みずきの会」の二人のボランティアは、自宅の庭で草花の苗から育て始めたんだよ。

花壇の手入れをする「みずきの会」

さぽ:ボランティアで花壇のデザインから育苗・土入れ・水やり・草取りまで、とっても大変だったんだね。

花々が植えられた花壇

M氏:それに、最初は地面が固くて、埋まっているゴロゴロ石を取り除くのにも苦労したそうだよ。それでも関係者の努力の甲斐あって、30種類以上の草花(ハナミズキ・芝桜・パンジー・冬知らず・ラベンダー・カモミール・花てまり・ペチュニア・デモルフォセカ・紫陽花など)の花壇として、一年後の2003年4月に完成したんだよ。

さぽ:完成したあと、花壇の世話はどうしたの?

M氏:年間を通じた植栽計画の作成から、花材の提供や土壌改良・肥料やり・水やり・草とり・草花の日々の世話など、花壇デザインや維持管理は「みずきの会」が中心になって行われたんだ。

さぽ:サポセンのスタッフもお手伝いしたの?

みんなで花壇の草取り

台風被害でハナミズキは傾き、花壇は水没

M氏:もちろん、休館日の第3水曜にはサポセンスタッフや、その家族も草取り・水やり・土入れなどの手伝いをしたんだよ。また、地域の商業施設・企業・団体も花材の提供や、寄付金などで支援をしてくれたんだ。ありがたいね! 2002年4月から現在まで綴られている『花壇日誌』の当時のページを見ると、「大勢の人たちの協力で、きれいな花壇になっていくのを見ることができてうれしい」と感想が書かれているよ。そして、花壇整備3年目の2004年度になると、市民の皆さんから「花壇のきれいなサポセン」「珍しいお花があるサポセンの花壇」などと評判になり、今までボランティアの方々に頼っていた花壇の植栽管理は、サポセンの正式な「保守管理業務」になったんだよ。石の上にも三年だね(笑)。

黒土を求め、みんなで花壇の土運び

さぽ:ところで、花壇に石畳が敷かれているけど、あれは何なの?

M氏:ああ! あの石畳の造形(小道)は「みずきの会」の二人が、未来に広がるサポセンの様々な可能性をイメージして、色々な方向に伸びる小道「歩きたい道(石畳)」として、2004年から2005年5月にかけて花壇のほぼ中央に設置したんだ。いまでも花壇にいい雰囲気を与えているよね。

花壇のなかに「歩きたい道」ができた

花壇に「歩きたい道」

さぽ:そういえば、花壇にマンホールがあって草花で隠れているんだけど、どうしてなの?

M氏:あれはね、「みずきの会」の二人がマンホールそのままの姿で見えるのは無粋だと感じて、2007年の4~5月にかけてマンホール周りをレンガで囲んで草花を植え込み、木の根っこを配して花壇のオブジェにしつらえたんだよ! すごいだろう。

マンホールを花壇のオブジェに!

M氏:それから、市民の方が花壇の中でくつろげるようにと、小さなベンチを2007年3月に設置したんだ。けれども、タバコの吸い殻やゴミなどによる火災の心配と、ベンチの老朽化などから2011年に撤去し、残念ながら今はないんだよ。

みんなの憩いのベンチ

摘み取ったラベンダーでハーブスティック講習会

さぽ:花壇の世話はいまも「みずきの会」がしているの?

M氏:9年間という長い期間続いた「みずきの会」による花壇のボランティア活動は、2011年4月に終了したんだよ。その後は現在お世話をしている「さくら草の会」に引き継がれ、土づくり・植付け・適切な施肥と除草により、季節毎にさまざまな花がつぎつぎと咲くようになっていて、市民の目を楽しませているんだよ。初夏に摘み取ったラベンダーや、夏は緑のカーテンで収穫したゴーヤを利用者の皆さんと分かち合い、その喜びを茅ヶ崎市の「げんき基金(市民活動を応援する補助金)」に寄付しているんだよ。

さぽ:そうなんだ、これからも「花壇のきれいなサポセン」「珍しいお花があるサポセンの花壇」が続いてほしいなぁ (*´▽`*)

手前はガザニア、奥はネモフィラの花

鮮やかな青が印象的なメドーセージ

~花壇のきれいな「サポセン」~ ECO緑化活動の紹介 おわり