【節水活動】~めぐみの雨、貯留タンクで雨水を有効利用~

雨の多い季節は憂鬱で……、という人も多いでしょう。でもそんな季節にこそ「恵みの雨」を実感できる雨水タンクに注目。降ってくる雨を「無料」で生活水として利用できてお得そうな雨水タンク『雨水君』のお話です。

サポセンの『雨水くん』は駐輪場の傍にいます。車で来館される方は余りご存知ないかもしれません。

さぽちゃん、外見に親近感を感じるね

2007年3月、市民活動団体「生きのこれ川」の応援団から、茅ヶ崎市に『雨水くん』が寄贈され、サポートセンターに設置されました。さぽせんニューズレターVol.18 市民活動団体インタビューの中に(4頁)「生きのこれ川」の応援団、当時の代表石井公子さんと雨水くんの写真を見ることができます。

さぽせんニューズレターVol.18

紺色の大きなズンドーの『雨水くん』は、正式名称は「雨水貯留タンク」といいます。建物の雨どいの部につなぎ、降ってくる雨水を溜めます。庭への散水や外作業で使用した道具を洗うなど、雨水を有効利用するとともに水道料金の節約にもなり、災害時は非常用水としても活用できます! ズンドーの横に付いている、赤い小さなおもり(?)が上がったり下がったりして、溜まっている水が多いか少ないかを知らせてくれます。

サポセン施設担当K氏によると「センターの花壇までは距離があり、水を運ぶのは困難。『雨水くん』の水はもっぱらプランターの水やりに使っています。皮肉なもので雨が降り水撒きが不要のときは満杯で、雨が降らない時は『雨水くん』も渇水状態ということがままある。」とのことでした。

サポセン駐輪場の脇に設置の『雨水くん』

とは言え、『雨水くん』の仲間はサポセンだけでなく、市内の他の公共施設でも活躍中なんですよ。市HP「公共施設に雨水貯留タンクを設置しています」で、どんな施設に設置されているのか紹介されています。また、市内各家庭にも普及するようにと、市下水道河川部により雨水流出抑制対策事業の一つとして「あまみずプロジェクト~ポリバケツを使った雨水タンクをつくる工作教室」というイベントが毎年実施されています。

降った雨をそのままに流すのでなく、水を大事にしようという気持ちを十分に溜めてくれている『雨水くん』です。