サポちゃんが行く!

フリースペース「ら・ぱれっと」

2015年10月に親と子の居場所づくり、シニアの方々の得意技を生かした伝統的な物づくりなどを開催したいと立ち上げました。

《代表の重田さんにお話を伺いました》

たしの居場所になるかも

20年前に子どもたちが自由にのびのびと過ごせる保育園(十間坂)の立ち上げに関わり、その後、隣接する古民家が空き家になると、即座に仲間と借り上げ、いつでも誰でもが利用できるフリースペース「ら・ぱれっと」を開設しました。主にカフェや藍プロジェクトの活動をされています。

「お母さんと赤ちゃんカフェ」は月1回開催され、今では口コミで広がり毎回満席になるほどです。
藤沢市の知り合いの畑を借りて色んな種類の無農薬野菜を栽培し、ボランティアの栄養士が畑で採れた野菜と相談しながら献立を立て、安全な食の提供をこころがけています。子育て中の悩みや情報交換ができ、「ゆっくりできた」「栄養豊かで美味しいごはんだった」などの参加者からの声が、運営の励みになるそうです。

「ミシンカフェ」は月2回開催され、好きな時間にワンコインで使える場として提供されています。助成金で購入した電動ミシンをはじめ、足踏みミシン、ロックミシンにアイロンまで常設されており、利用者は布や着物地などの材料を持参し、時にはボランティアの方に教わりながら自分の好きな物作りに没頭し、おしゃべりも弾み、大人の居場所になっているそうです。
最終目標は、「朝ごはんから晩ごはんまでいつでも、誰でもきていいよ」こんな居場所を作りたいそうです。
しかし、人手が足りないのが現状です。ぜひ一緒に自分の居場所を作りませんか。

広げたい「藍」のよさを

畑仲間が藍を育てているのを見て、興味をもったのが始まりで、現在「ちがさき藍プロジェクト」としても活動中です。
「藍は古来より多くの効果を持つ薬草として人々の生活を支えてきました。癒される色であり、育て、葉を収穫し乾燥させるだけで防虫・防臭効果があります。化学物質で作られたものではなく、自然由来の藍を育て、生活の中に取り入れ、心豊かになって欲しい。
そして地道に藍の良さを広めていきたい」と今後の展望を語ってくださいました。5月の「春の市民まつり」では、サポセンブースで藍の苗を販売しました。購入してくださった方のお宅で元気に育っているか心配をされています。育て方などの相談は重田さんまで。
最後に、お話の中で、「何か始めると、助けてくれる人が自然に出てくるのよ…」と。この言葉が印象的でした。きっと重田さんの人柄に周囲の方々が惹かれているのだろうと思いました。ほっと落ち着けるフリースペース「ら・ぱれっと」で自分の“やりたい”を実現してみませんか。