【開催報告】2018年ボランティア塾in鶴嶺高校

☆テーマ:災害/平和/人権☆

▶日 時:2018年10/25(木)5・6時間目  

▶参加者:1年生400名 

▶場 所:鶴嶺高校体育館および各教室

◎第一部◎

ゲスト:菊池モアナさん(2014年鶴嶺高校卒業、現在日本大学国際関係学部在籍)

『自分を動かす方法』

3つのルーティンを基軸に、中学時代から始めたボランティアや高校時代の被災地支援、大学留学時のタンザニアでのNGO活動などの中で、どのように自分を突き動かしてきたかについて、伝えていただきました。

まず生徒たちに、諦めてしまったこと、踏み出せなかったことがなかったか、胸に手をあてて自問してもらうことから始まりました。モアナさんのやり方は、ボランティア活動に留まらず、日常の中で何か困難なこと、断念しそうになることを乗り越え、夢を掴むための大切な方法です。そのことについて自分の経験を元に話をし、生徒たちにエールを送ってくれました。

~3つのルーティン~

①自分の無知に気づき、知りたいと思う・やってみたいと思うこと

②無理かもしれないと思ったときこそ、視点を変えること

③明日死んでも後悔しない選択をすること

生徒ふりかえり

  • 自分はまだ高校生で、テスト前には勉強し、毎日学校に通っていればどうにかなると思っていました。なので、モアナ先輩のアフリカに行くまでの経緯や今のアフリカについての話を聞いて、自分は毎日学校に行けるのだし、食べ物にも困っていないので、自分の将来についてもっと勇気をもって考えて行きたいと思いました。また、直接的に力になることは今の自分には難しいことですが、エコキャップを集めるなど小さなことを大切にしていきたいです。
  • 菊池さんの話を聞いて、自分の考え方がガラリと変わりました。私は小さいころから英会話塾に通っていて、海外留学に興味がありました。しかし、高校生になって現実的に考えてみると、思っていたより費用がかかったり、今入っている部活や塾のこと、安全性を考えたりしてしまい、本当に行きたいと思うことができませんでした。しかしルーティン3の「明日死んでも後悔しない選択をする」と聞いて、留学や国際交流などに、もう少し前向きな気持ちを持って考えてみようと思いました。また自分は、ネガティブ思考なので「視点を変える」ことも意識して、生活していきたいです。
  • 挑戦しようとしたことを最後まで諦めないようにしようと思った。日本では学校に通うのが普通なのに、世界には1億2300万人も学校に通えていない人がいるのにびっくりした。モアナさんの三つのルーティンはすごく納得できて、自分も目標や目的をもって行動しようと思った。
  • 今自分がいる環境がとてもいいものなんだと実感できました。他の国では親がいなくて働かなくてはいけない、妊娠して学校に行けないなどの子どもがいる中、その子たちを支える活動をしているのはとても素晴らしいと思います。今いる環境を大事にしようと思えました。
  • 「自分がボランティアに行って何になる」というところがぐっときました。自分にできることを見つけそれを実行するということが簡単そうに見えて実は難しいんだなということが改めてよく分かりました。挑戦することを大切にしていきたいです。
  • 「もう無理だ」とか「限界だ」とかそんな言葉を簡単に口に出すのはいいことじゃないなと思った。言葉にするだけでそんな気になってしまうので「自分にはできないことはない」って思うようにしたいです。人生プラスに考えて大きな夢を持って、それを叶えるために毎日コツコツできることからがんばりたいと思います!!
  • 「失敗は、視点をかえて物事をふりかえったとき感謝になる」という言葉を私は一生忘れないと思います。

◎第二部◎

過去最多の19団体が参加。伝えたいNPOと希望した高校生が出会い、学ぶ機会です。
「どういう活動なのかな?」「なぜ始めたんだろう?」地域の課題解決に向き合う活動団体の熱い思いが、実演やゲーム・グループワークなどを通して高校生に新鮮な驚きや感動を与えると、そこから理解や共感の芽が生まれるのではないでしょうか。

進路を考える高校生にとって、生き方のヒントが見つかる授業をめざします。

▶参加した19団体◀  

 ●Team Aid for Japan~しょうなん茅ヶ崎災害ボランティア(TAJ)●防災スイッチオン!プロジェクト●「わーく」編集部(SCF)●(特非)もったいないジャパン●(特非)ちがけせんプロジェクト●筆記通訳サークル「虹」●茅ヶ崎市聴覚障害者協会&茅ヶ崎市手話通訳者連絡会●(特非)ウェルフェアポート湘南●Hearts●(特非)発達サポートネット バオバブの樹●ちがぼ~(茅ヶ崎に冒険あそび場を作ろう会)●ヒロシマを語る会-神奈川●平和を考える茅ヶ崎市民の会実行委員会●虹の丘おやじの会RAM●サンチャイ・ネパールねぱるぱ●ALL ABOUT AFRICA●日本吟心流詩吟國舟会●茅ヶ崎・宮沢賢治の会●一般社団法人アステム湘南スポーツソサエティ(順不同)

●団体名 ◇授業のテーマ ▷高校生へのメッセージ

●Team Aid for Japan~しょうなん茅ヶ崎災害ボランティア(TAJ)

◇もしもの震災時に私たちにできる事

▷万が一のとき高校生の柔軟な発想と行動力は貴重な戦力です。

 

生徒ふりかえり

  • 東日本大震災の被害がどれだけ大きいものなのかをものすごく感じた。小さな子が心を開いて話してくれることには聞いてあげることが大切だと知りました。
  • 災害にもいろいろあるし、正解はないのだなということがわかりました。その分、誰かの為になりたいと思う気持ちが大切だと思いました。
  • ボランティアは誰でも気軽に参加することができるんだなと思った。どんなに些細なことでも、被災者の方には大切であったり、気持ちが楽になったりするから私も力になりたいと思った。
  • 食料などの物資の支給などだけでなく、子どもと遊んで少しでも不安を無くすなども大事だと思った。また、テレビのニュースなどでは分からない現場の状況もボランティアに行くと目に入る。においなども感じられるから、悲惨なことが身に染みて感じると思う。そこで自分の身や家族の安全もわかったら、避難している方の力に少しでも貢献しようと思う。また、火事場泥棒とかありえないと思った。大変な災害の時でさえも悪事をする人はもはやかわいそうな人だと思った。
  • 心構えなど、ボランティアについて深く知ることができました。印象に残ったことは「人にはそれぞれボランティアを頼む事情がある」という事です。私もこれからもしボランティアをすることがあったら、どんな仕事でも、自分がしたい、したくないに関係なく全力でやりたいと思います。
  • 東日本大震災の時、もし自分だったらと思うと、他人事ですませてはいけないことだと深く反省し、改めていきたいと思いました。これからは自分も積極性をもっと発揮して社会に貢献していきたいです。

●防災スイッチオン!プロジェクト

◇#防災スイッチオン!~スマホSNSで備えてサバイバル!

▷人類史上初めて、ひとりひとりに情報が届く超進化ソーシャルIT&AIの時代がやってきた!さあ君は何ができる?何をする?

生徒ふりかえり

  • 津波や台風の動画を見て災害がどれだけ怖いものか分かった。津波が来ても自分の身を守るために時間のある限り遠くに逃げたいと思った。SNSが災害に対して有効だったのに驚いた。
  • 周りの力が大切。自分の力だけでは大変だから周りの力を借りて、生きて行くことが大切。たくさん情報を得て、その中でうまく使う。津波の時は高い所に逃げる。状況に応じて行動する。がんばる。
  • 何かが起きた後ではなく、起きる前に行動することが大事なのだと思った。自分にはあまり関係ないと思っていたけれど、実際はとても身近なものなんだと思った。
  • 災害の恐ろしさや被災した時の生き残る方法を知れて良かった。知っただけでなく実行していきたい。

●「わーく」編集部(SCF)

◇在宅、避難者のメッセンジャーとしての高校生

▷避難所に入れない災害弱者がいます。手伝って下さい。

生徒ふりかえり

  • 椅子が大切なことがとても意外でした。立ち上がるときなどにも役立つことを知りました。高校生の役割や、できることがたくさんあり、先ずはやってみることが大切だと思いました。
  • 高齢者の方や障害をもつ方のところにはちゃんと専門職の方がついていてくれるものだと思い込んでいたので、今回のお話を聴いて少し驚きました。今までは高校生の私に災害時の支援や手助けなんてできる訳がないと思いこんでいましたが、見えない被災者への目配りや声掛け、「御用聞き支援」など高校生でもできる、いやむしろ高校生こそがやるべきことが沢山あると知り、私も役に立てるのだと気づけました。いざという時に頼れる高校生であるために、今回の貴重なお話を心に留めておこうと思います。
  • お話の中で特に印象的だったことは、「御用聞き支援」です。避難所に入れない方々の大きな助けになるのではないかと思います。正直、災害が起こった際に、私たち高校生のやるべきことの内容が命を背負っているように感じて重く感じました。万が一のことがあった時に、冷静になって、しっかり自分のやるべきことを行えるようにしたいです。
  • 避難所に来ることができない「見えない被害者」の存在を聞いて、何のための避難所なのだろうと思った。
  • 高校生は災害の際にとても大切な役割を果たすのだと思った。けど、今の学校では「あなたたちは学ぶことが仕事なのだから」とか言ってなかなか災害と触れる機会がない。

●(特非)もったいないジャパン

◇歓迎?迷惑?被災地の「物資」寄付の最前線

▷自分たちができる被災地支援の方法を一緒に考えていきましょう。

生徒ふりかえり

  • どこかで被災していたとして、自分が何か日常品を送ったとしても、その被災者が果たして本当に喜ぶのか、本当に必要なのか、それをとても考えさせられた時間でした。小さい頃、支援についてのCMを見て、よく洋服を送ろうとしていたけど、現場が混乱してしまうことなど考えられていなかった。一番は被災者の方を元気づけられるか。いつか機会があったらボランティアに参加してみたいと思いました。
  • 人が人を助けることは容易ではないなと思いました。1/3ルールは初めて知った。もったいないジャパンに寄付が集まり過ぎて余っている事はないのか気になった。被災地のタオルのことは注目していた。
  • ほんとにおもしろかった!先生も良い人で聞いていて楽しかったです。みんなで意見を出し合ってのゲームがすごく楽しかったです。ボランティアにも参加してみたいと思いました。
  • 日本人はもっと余った食べものの事を考えるべきだと思った。
  • 物を寄付するのは避難所よりも近くの施設の方が良いということに、最初は疑問を持ったけれど、説明を聞いて納得しました。

●(特非)ちがけせんプロジェクト

◇スポーツで助け合える心を作ろう

▷助け合えることは喜びに繋がる。

生徒ふりかえり

  • ボランティアは自分からやるものであり、他人から押し付けられたりしてやるものではない。ボランティアは自分の心が幸福でないとできないということ、そして自分が相手を思いやる心を強く持っていないとダメだなと思いました。
  • 改めて自然災害の恐ろしさを知った。また、自分が津波の時に、人を助けに行って、自分も死んでしまうことがすごい心にしみた。人の事を心配している時に、自分に災難が迫っていることを知らずに、自分が死んでしまうことは悲しい。人を思っている人が死ななきゃダメなのかと感じてしまった。
  • 心と心をつなぐものがボランティアという考えがとても良いと思った。ボランティアをするために必要なことは「心の裕福」なのだと知った。
  • ボランティアをすることで、何を学べて、何を感じることができるのか?話を聞いて分かった。自分は、今、朝起きて、ご飯を食べて、学校に行って、部活をして、家に帰ってと、一見あたりまえのことのように思えるけれど、あたりまえのことができていることの大切さに気づき、恵まれていることを実感した。
  • 一般に公表されている事実と現地に行って分かる事実とでは全然違うもので、一回は、現地に行かないといけないなという「使命感」みたいなものを感じました。また、こういうボランティア団体などを結成できる人の行動力はすごいなと思いました。
  • テレビは全てを映しているわけではないというのが残念でした。僕も参加しことがあったけれど、その時はどんな意図があり、何をすればいいのか分からずに参加しました。また機会があれば参加してみたいと思います。

●筆記通訳サークル「虹」

◇聴覚障害者に書いて情報を伝えましょう

▷もし君の周りに聞こえない人がいたら?手話ができなくても紙とペンと伝えたい気持ちがあれば大丈夫。

生徒ふりかえり

  • 聴覚が不自由な人達のためにある要約筆記は普通の僕達でも使えた方がいいと思うし、この筆記通訳に正直かなり興味がわいた。言葉でのコミュニケーションが難しいときはすごく有効だし、どんな人でも使えていいなと思えた。
  • 普段は滅多に体験できないことをしてみて、ろう者、難聴の方が普段どれだけ苦労しているかが少し分かりました。耳から入る情報を、頭の中で要約し、書く、打つの動作は、とても難しく、容易にできるものではなく日頃の鍛錬が必要だと思いました。またTVの字幕は、ろう者、難聴の方にはなくてはならないもので、文字が加わるだけで、情報がたくさん入ってきて、内容に困らないぐらいになり、字幕などの筆記表記を発展させるべきだと思いました。
  • コマーシャルを音無しで聞いてみると、何が起こっているのか全然わかりませんでした。音の情報の重要性・文字情報の重要性、そして、相手に情報を伝える難しさを学びました。これらを普段の生活に活かしていきたいと思いました。
  • 私は人生でろう者という人は知りませんでした。このような障害を持って生まれた人や、言葉を覚え初めてから耳が聞こえなくなってしまった人、大人になってから耳が不自由になってしまった人と様々な種類があるのだと感じました。それにともない話を伝える方法、理解する方法も様々あることが分かりました。
  • 耳が聞こえない方が情報障害者であるということを初めて知りました。災害時に逃げ遅れることもあるというので、もっと工夫が必要だと思いました。実際に体験してみて、内容はまとめられても見やすい字で書くというのが難しかったです。
  • 今まで耳が聞こえないよりも目が見えない方が大変だと思っていました。しかし、目が見えてもまわりの事が分からないとかの苦労をたくさん知って同じぐらい大変なんだなと思いました。筆記をやるだけでもだいぶ情報を得ることはできるようになるという事も今日知れて、どれだけ「伝わる」って大事なことなのかわかる機会でした。

 


●茅ヶ崎市聴覚障害者協会&茅ヶ崎市手話通訳者連絡会

◇聴覚障害の基礎知識、接し方

▷手話を学び手話でコミュニケーションすることへの意欲を高めよう。

生徒ふりかえり

  • 聴覚に障害をもつ先生から障害について教わって、すごく周りの人が手助けをする必要性を感じました。また、表面的にわからない障害であるからこそ、自分以外でも多くの人が理解することが良いんだなと思いました。コミュニケーションの取り方としてもさまざまなものがあって、障害を持っている人によっても伝わりやすいものがあるみたいなので、また障害を持つ人と会う機会があれば、まず伝える努力をしようと思います。
  • 手話って聞くと障害者が使うものって感じがしたけど、私たちが話している日本語と同じで言語だってことが分かった。
  • あたりまえのように耳で聞こえるから、聞こえない人がどんなことに困っているのかわからなかったことに気づけました。私は小さいころ近所に一家全員耳が聞こえない家族がいて、よくその子と遊んでいたけれど、耳が聞こえないことを理由に仲間はずれのようなこともしました。ものすごく後悔しています。今日少しでも大変なこととか聞けてよかったです。
  • 耳が聞こえないことによって私たちの想像できないような大変なことがたくさんあることを知れて勉強になりました。もし耳の聞こえない人にあったとしたら今回教えていただいた指文字や手話であいさつしたいです。

 


(特非)ウェルフェアポート湘南

◇介助犬・聴導犬について知ろう

▷補助犬はまだ認知度が低いです。みなさんのような高校生に知ってもらえると嬉しいです。

生徒ふりかえり

  • 私たちが日常で当たり前に行っている行動は障がいを持っている人たちにとっては難しいことがあるのだと改めて認識しました。
  • 介助犬のことはテレビなどで見て、それなりに知識はあったけど、今日は驚くことがたくさんありました。特に床に落ちたコインを拾ったり、パートナーさんの足の下に潜って靴や靴下を脱がせたりできるのは器用すぎて驚きました。褒められて嬉しそうにしているところは可愛かったです。聴導犬は今日、始めて知りました。音がなっているのを知らせてくれるだけでなく、鳴っている場所まで連れて行ってくれること、それを自分の判断でやっているという事が凄いです。外で会ったら「温かく無視」しようと思います。
  • 自分が思っていたよりもはるかに介助犬が賢く、言葉を理解していたのでとても驚きました。また、障がいを持っている方の大変さも改めて実感しました。今後はハンデのある方に気を遣い、手助けできるような人を目指したいと思います。
  • より多くの人が聴導犬や介助犬の存在を認識し、気を遣うだけでなく、飼い主の手助けをすることが大切だと思った。
  • いろいろな動作をたくさん実演してくれたので、文面で見るよりも分かりやすく、同時にとても感動しました。ユーザーの左に基本来るように、合図が来るまでは静かにじっと待っていて、合図によって動作が決まっているということを知り、びっくりすることがたくさんでした。1時間実演を見せてもらって気づいたのは、ユーザーさん役をやってくれたお姉さんが介助犬や聴導犬が指示通りの行動ができたとき、たくさん褒めていたところです。褒めることで、今の行動が正しいと認識させるためなのだと後から知り、とても納得しました。介助犬や聴導犬を見かけても、触れたり、気を引いたりするようなことはせず、優しく見守るようにすることを心掛けようと思いました。
  • ずっと興味のあった介助犬、聴導犬についてのお話を聞けて、とても良かったです。私も犬を飼っていて、しつけがどれくらい大変なのか、少しは理解していたので、今日のワンちゃんたちを見て、本当に驚き感動しました。また、身体の不自由な方などのお手伝いを自分もしたいと思いました。

 


Hearts

◇職業≠仕事≒志事自分に嘘のない生き方

▷高校1年の時に、美容室でアルバイトを始めた選択が人生を大きく変えた。

 

生徒ふりかえり

  • 今日見せてもらった写真は、障害を持っている人もみんな笑顔で見ていて、こっちも幸せになるような講演で楽しかったです。目標に向かってどう進むのかとか、やりたいこととか好きなこと、嫌いなことを言うのは嫌だなと思ったけど、みんなの前で言ってみて、もっと頑張ろうとよく分からない勇気が出ました!
  • 少し興味を持っている仕事があるけれど、そっちの道に進むと選択肢が限られてくるのでもう諦める気でいたんですが、お話を聞かせて頂いてやっぱりやってみたいなという気持ちが大きくなりました。
  • 美容系の仕事でも福祉にたずさわる仕事ができるのだと感心した。これから自分もやりたいことや興味あることははっきりと口に出してみようと思った。将来自分のついた仕事でも常識にとらわれずやりたいことができたらいいなと思った。
  • こういう美容との関わり方があることに驚き、いくつものことを同時に成し遂げようとしている姿に感心しました。スタートからゴールまでの過程、大事なポイント、アドバイス、それぞれでとてもためになる、人として持っていることが良いと思う価値観や目標を知れました。一つの授業みたいに学ぶことが多くて、聞きがいのある話を聞けて良かったです。人前で話すことはずっと苦手で、これからもそれは無くならないと思います。でも、まずは身近な人から言うことに挑戦していきたいと思いました。
  • 大きな会社から自分のやりたいことを見つけて新しい道に進んでいったことがすごいと思いました。今やっている美容室は周りに見られることがないのか、障がい者の方々にとってとても良いと思いました。全ての人を笑顔にしたいという考えや自分の大きな目標から逆算して今やるべきことを考えることも良いと思いました。
  • 障がいのある方のヘアメイクなど、ファッションの幅が広がることをしていて、すごいと思いました。一人ひとりが輝いていて、前向きになれるように働くことの素晴らしさを知りました。

●(特非)発達サポートネット バオバブの樹

◇発達障がいを通して知る、人の多様性

▷体感ゲーム等で自分や人のことがもっと分かるようになる50分です。

 

生徒ふりかえり

  • おかしな子と思うのではなく、何か協力できることがあるかな、等考えていこうと思う。発達障がいについて初めて知ることも多くあったので、もっとこのことが広まっていけばいいと思う。
  • シール貼りゲームを通して、やる気がないからできないとか、すぐに怒っちゃう、触れてしまう、じっとしていられない、など、何でみんなと同じようなことがこの子はできないのかな?と思った経験がありました。でも今日の話を聞いて、この子はこういうタイプだからなのかと納得しました。シール貼りの結果を見て、自分もこういうところ当てはまるなと思いました。
  • 自分のことについての質問に答えるゲームでは青色のシールが多くて、これは研究家タイプで集中力があったり、臨機応変が苦手だったり、すごく当てはまってて面白かったし、自分のことを改めて知れた。私たちが知っている有名人にもいろんな障がいがある人たちがいて驚いたけど普通に見えても気づかないくらいで、意外と身近にいるんだなと思った。
  • 自分のタイプとは違う人の性格を見た時に、どうしてこうなってしまうんだろう?という疑問が生まれたのと同時に、世界には色々な考えを持つ人がいることに改めて気づかされました。自分の考えを通すだけでなく、自分とは違う人の考えも理解し、その人のためにはどのようにしたら良いのかを考えていくことが大切だと思いました。
  • 努力しないからできない。同じ過ちを何度もする。言葉、文字をあつかうのが苦手。いろんな人がいるのは当たり前だし、何も悪いことじゃないんだなと思わされました。
  • 当たり前にある事ながら、認められていない人間の多様性。自分もまた、そのような立場ではなく、認められていない側の人であったと認識しました。立場が違うから、理解しない、ではなく、立場が違うからこそ、その人の立場を理解し、向き合って上手に付き合っていけるようになりたい。

●ちがぼ~(茅ヶ崎に冒険あそび場を作ろう会)

◇自由に遊ぶことが、生きる力につながるって本当?

▷「やりたい!」という心が未来への羅針盤だ。

生徒ふりかえり

  • 普段できない、大掛かりな遊びをさせてくれるのがとても素晴らしいなと思いました。自分も小さい頃だったらぜひ参加したいと思える場所でした。今の年代でも遊びに来ていいよと言ってくれたので、今度参加してみたいと思います。久しぶりにクレヨンでお絵かきをして、とても楽しかったです。
  • 子どもたちはうんと寒い思い、熱い思いをすることで、人が決まるという言葉がとても深く感じられました。言葉や考え方の一つ一つに子ども達への愛が感じられました。
  • すごく楽しかったです。私も子どもの頃にルールというものにとらわれていて、今思えば思いっきり遊べていたのかなと思うくらいでした。なので、子どもたちに思いっきり遊ばせてあげられる環境を作るボランティアをすごくすてきだなと思いました。
  • 他人と違っても良い!自分のやりたいことをやる! ちがぼーに行って、幼いころのように遊びたいと思った。
  • 絵をたくさん描いた。間違えることは恥ではない。自分のしたいことを恥ずかしがらずに。子どもたちと遊ぶの、楽しそう。
  • ホールに子ども達が好き放題絵を描いている写真を見て、「自分なら10分で飽きるな」とか「こんなことして楽しいのか?」と思ったが違った。実際に大きな紙に絵を描いてみるとかなりはまった。なぜだか分からないけど楽しかった。絵を描いていくたびにまた新しい描きたい絵が頭に浮かび上がっていった。これが好奇心というやつなんだろうなと思った。

ヒロシマを語る会-神奈川

◇被爆の實相を若者に伝えることは出来るのか?

▷核の被害は、私たちの生活と隣接している事を学んで欲しい

生徒ふりかえり

  • 原爆の資料を読んで、最初はよく意味が分からない部分があったり、ひどいなと思ったりしたけれど、実際に写真や服などを見てからもう一度読むと、改めて戦争の悲惨さが分かった。男の子の服がボロボロに破けて、血の跡がついていたりしたので、すごく辛かったと思います。
  • 広島の当時の写真等を見て、かわいそうとかそういう感情というより、言葉にできない感情が湧きました。これをただかわいそうとかそういう言葉だけで表しちゃダメな気がした。改めて戦争はしないことの大切さ・重要さを学んだ。
  • 今こうやって感想を書く手が震えているくらい、言葉では表せない何か大事なものを感じられたと思います。なんか心に重い鉛をどんと上から落とされたような感覚でした。私は昔から社会の中で歴史が興味深くて大好きでした。今も好きですが、この近代の戦争の部分はいつも胸が痛くて、怖くて、無意識のうちに遠ざけていました。だから今回、今の日本がどうなるかという不安がある中でちゃんと向き合ってみようと思い、この講座を選びました。選んで良かったと心から思います。まだ怖くて足が震えているけど、このことを知れて、これから伝えていくんだという意識を強く感じることができました。貴重な体験もできて本当に心から良かったと思いました。
  • いろいろな資料や画像まで見れて、原爆がどれくらいの威力なのか、どのような影響を与えたのか今まで思っていた印象より、リアルな印象になれました。自分は原爆資料館に行ったことがなかったので、やはり現場に行って、より原爆の恐ろしさなどを知りたいなと思うようになりました。
  • 広島の被害の実物の資料を見ることで、よりリアルに原爆のむごさが伝わった。この会を聞く前まで、広島の被害にあった人を数字だけで考えていたことがあったので、戦争の記憶は風化させてはいけないと思った。

●平和を考える茅ヶ崎市民の会実行委員会

◇平和の象徴・オリヅルのメッセージを知ろう

▷あなたは、なぜ千羽鶴が作られるか知っていますか? 世界に広がるオリヅルのメッセージをぜひ感じてください。

生徒ふりかえり

  • 懸命に生きようとしたサダコさんの証を世界中の人々が知れて、最後に折り鶴を通して平和に生きられるように異国と繋がることができてとても良かったです。私は茅ヶ崎市民なので、ホノルルの姉妹都市の一員として、色々な人に今日のお話を伝えられたらなと思います。
  • 折り鶴がきれいに折れたのが嬉しかった。茅ヶ崎市に原爆が落ちたらという地図を見て、原爆のすごさがより身に沁みました。
  • 戦争によって長い年月をかけて殺されたサダコさんの、生きるため命への執念にとても衝撃を受けました。たくさんの人が殺され、殺し合い、罪もなく巻き込まれただけの人々がとてもかわいそうになりました。ハワイの人たちの折り鶴を見て、分かりあい、認め合うことが必要だと思いました。
  • 今日、この体験講座で学んだことはとても多く、私にとってすごく貴重な経験をさせて頂きました。白血病と最後まで戦い続けた佐々木禎子さんの最後まで諦めなかった強い心と、家族に対する優しさや愛情をとても感じ、大切な人たちへの気持ちを感じました。朗読という、普段あまりしない経験を通して、さまざまなことを感じ、これからも生活していくなかで「平和」ということに少しでも気にかけていけたらと思いました。

 


●虹の丘おやじの会RAM

◇戦争で垣間見えた茅ヶ崎のもうひとつの未来

▷人間の持つ残酷さと優しさ、どちらに目を向けて生きていきますか?その選択がこれからの世界の平和のあり方を左右します。

 

生徒ふりかえり

  • 茅ケ崎が意外にすごい街でびっくりした。八雲神社はなじみのある所なので、すごく良かった。アメリカコロネット作戦というのがあって茅ヶ崎に米兵が上陸していたかもしれないと聞いてびっくりした。
  • 100年という短い期間で街が変わり過ぎていることに驚きました。今は自然が減っていき、マグロなどがとれない現状なので、一人ひとりが豊かにするという意識をもつことで人と、自然が共存できる世の中ができればいいなと思います。
  • 茅ヶ崎の昔の話を聞けてとても面白かったです。特にマグロやブリの魚の話やウミガメの卵の話には驚きました。また戦争時、震災時の経験談はとても心にくるものがありました。
  • 私は、今まで茅ヶ崎に住んでいましたが、全く知らなかった昔の茅ヶ崎を知ることができて感動しました。とても聞いていて興味深い内容で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。茅ヶ崎は昔も今もとても思いやりにあふれたいいところだと改めて思いました。その一方で人間は優しい面と恐ろしい面を持ち合わせていて、どちらに目を向けるかで人生が変わるという言葉は凄いと思いました。今回のお話でより茅ヶ崎を好きになることができました。

 


●サンチャイ・ネパールねぱるぱ

◇貿易ゲームを通して、世界の状況を知り、支援について考える

▷アジアの貧困国ネパールへの支援、自分とは違う価値観や文化の中でどう支援をしていくか、ゲームをし楽しみながら考えましょう。

 

生徒ふりかえり

  • 一人だけでも何かを達成しようとするのではなく、たとえライバルがいたとしても協力することでより良い結果につながることが分かった。
  • ・コーヒー一杯でお米1キロを送るなどネパールの人々を助けるための行動をしていて、とてもかっこいいと思った。私もそういう人々を助けられるようになりたいと思った。
  • 貿易ゲームをして、自分のチームは切るものなどの道具はたくさんそろっていたのに、紙などの材料がそろっていなかったのであまり作ることができませんでした。その時、交渉の大切さを知ることができました。
  • 貿易ゲームをして、他の人(国)と協力して、どうしたらたくさん儲かるかを考えるのが楽しかったです。ゲームを通して分かったことは、生まれた国によって裕福とか貧しいとかはあるけれど、その自分が生まれた環境でがんばって一日一日を楽しんで生きて行くということです。そして、私は日本に生まれてきて、とても幸せなことだと思いました。世界には、震災にあった国や貧しい国がたくさんあるので、まず私たちは、食べ物や物を粗末にしないようにしようと思いました。
  • 最初所持していたものがほとんど同じでも、情報を手に入れたグループとそうでないグループには大きな差が生まれてしまうんだなと感じた。お金と資源をどれだけ効率的に、交換したり、使ったりすることがとても大事になってくるなと思った。また、少し現実的に考えた時、情報交換が大事であるとゲームを通して感じたので、国同士の関係も大事だなと思った。
  • 貿易ゲームを通して、どうやって貿易をしているのか理解できた。資源がたくさんある国でも、資源を加工するために道具が必要になる。逆に道具だけがあっても、資源だけでは何もできないので、そこで、資源を他のものと交換したり買ったりしないと儲からないので、国内だけではなくて、他の国とのやり取りも大事だと分かった。また、資源や道具がどちらもない国を、ある国が支援しなくてはいけないと感じた。

ALL ABOUT AFRICA

◇世界を知ってみよう!アフリカの写真から学ぶ国際理解教育

▷将来を考える時に選択肢は1つでも多くあった方が間違いなく面白い。その選択肢を増やす刺激になれるような授業を目指します!

生徒ふりかえり

  • 現代の先進国の医療で治せるはずの病気やケガを治療できる場所が無かったり、教育を受けられない子どもたちがいて、それが現実なのに、何も考えず行動しない人が多いこの状況を変えることが大切だと思いました。実際、私自身も興味があっても周りの大人に止められたりすることもあって、何も行動できていないと思います。なので、現地に行けなくても出来ること、ディスカッションに上がった具体的な行動の手助け、例えば、SNSで発信、基金などをしていこうと思いました。
  • 活動の最初からとても陽気に話を始めてくださったので、うまく話に入ることができた。また、活動も面白い内容で、自分で「アフリカをどう変えるか」という議題に対し、とても積極的に取り組むことができた。特に途中の具体的に何をするかなどを考えることも面白く、自分は中、大型のタブレットを活用するという案を出したが、「ドローンを使う」や「水を楽に運ぶ」→台車を使う。などの発想は自分にはなく、とても有意義な時間を過ごすことができた。また、話し合い中もアドバイスをもらえたことでより良い発表も出来、さらに深く考えることができた。今回のことからアフリカについて興味を持って、少しでも力になれるようにしたい。
  • アフリカの問題について解決策を考えることで、私達が今できることをしたいと思った。また、アフリカは日本よりSNSが発達していることに驚いた。それを利用することも大切だと思う。けれどまちがった情報も発信されることがあるかもしれないので、私もモアナさんみたいに自分の足で確かめてみたいと思った。
  • 貴重な話の続きを聞けて良かった。実際にアフリカで起こっている問題を見つけて、どうやって解決すればいいのか、解決するためのお金はどうするのかという問題に1番引っかかった。アフリカは貧困とかのイメージが強かったし、その写真とかも見て辛くなったけど、同時に良いところも知れてとても楽しかった。
  • アフリカの状況で色々自分のあたりまえが違うんだなと考えることがたくさんあった。たまにご飯を残してしまうことがあったからこれからは絶対に残さないようにしようと思った。この体験を選んでよかったと思う。
  • アフリカの人達は今の生活でも十分に楽しそうだし、簡単に手を出すことは良くないと思った。他のグループで色々な意見やアイデアがあって面白かった。

 


●日本吟心流詩吟國舟会

◇漢詩、漢文の詩情を通しての勉強

▷昔人でも現代人でも人生について視線は同じである。

生徒ふりかえり

  • 今まで漢文や漢詩を授業でやってきましたが、声に出して読むということは初めて知りました。そして大会なども存在することも知ることができ見聞が広がったと思います。
  • なかなか味わえない体験だったので楽しかった。人生にもいかせるかいろいろためしていこうと思う。
  • 1つの文字を声にだすのにこれだけ違うことがすばらしいと思いました。先生方の腹から出した声はまねできないようなとてもいい声だと思います。
  • 今日の体験を通して今まで触れたことの無かった詩吟に触れることができた。今まで漢詩を見たことは無かったので良い経験になった。修学に出てきた言葉を今後の励みにしていこうと思った。

●茅ヶ崎・宮沢賢治の会

◇賢治の作品から人権を考える

▷本当の幸福とは何か?今、自分が出来ることを考える。

生徒ふりかえり

  • 昔の時代がどれだけ残酷で厳しい生活をしていたか、病気の恐ろしさが分かった上で、雨ニモマケズ、風ニモマケズ…と読むと深々と感動しました。死に際まで詩を書く彼はとても素晴らしいと思い、宮沢賢治がより興味深くなりました。また機会があれば、宮沢賢治に触れられたらいいなと思いました。
  • 私は今回のボランティア塾で宮沢賢治さんについて知ることができました。今回知ったことは本当に少しだけで、まだまだ知らないことばかりなので、本をもっといろいろと読みたいなと思いました。「注文の多い料理店」を読んだことがありますが、まだ幼かったのであまり考えず、ただ読んでいるだけになっていたと思います。ですが、今回色々なお話を聞かせて頂き、もう一度色々なことに目を向けながら読んでみたいと思いました。普段こういう風に詳しく人から教えてもらうことは滅多にないので、とても楽しい時間が過ごせました。朗読もすごく楽しく聞かせて頂きましたし、ただ読むだけとこんなに違うのだと思いました。本当にありがとうございました。
  • 名前しか知らなかった宮沢賢治を深く知ることができ、貴重な時間を過ごすことができました。これを機に日本の文豪たちの生き様を文学的に学び、日本の将来の礎になりたいと思った。
  • 歌や朗読、宮沢賢治の説明、とても丁寧にしてくれて、よく宮沢賢治が分かりました。宮沢賢治は詩や童話だけを書いているのかと思っていたけど、科学的にも天才だと聞いて驚きました。地質の地図もほとんど正確で凄いと思いました。
  • 始めにうたと注文の多い料理店の序、鳥の北斗七星を朗読してくださり、一人、男の人がいて、その方の声がとてもよく響いていて聞いているととても落ち着く声でした。八人の方がいらっしゃったのですがどの方もはっきりと遠くからでも聞こえる声で凄かったです。その後、宮澤賢治について話して下さって名前だけしか知らなかった賢治さんについて少し知ることができました。

●一般社団法人アステム湘南スポーツソサエティ

◇スポーツを通じて地域貢献・地域スポーツの振興

▷スポーツを通じて地域貢献してみませんか?

生徒ふりかえり

  • 運動部に所属している中で必ずけがをすると思うので、テーピングの技術は重要だと思った。一度足をけがしてしまった時にテーピングをしてもらうことであまり足を気にせずにプレーを続けることができたこともあった。応急手当として他人のけがを治すこともボランティアなので率先してやっていきたい。
  • 4月から野球部のマネージャーとして活動してきて、マネージャーの仕事をたくさん学んできました。中でも一番気になっていたのが選手のテーピングでした。なので今回の講習を受けてどのケガの時にどんなテープをどのようにつけるのか学ぶことができたので、今後の活動で今回学んだことを使っていきたいです。
  • マネージャーに頼らず自分のケガは自分で手当てできるようになりたいと思った。
  • 捻挫が後々、膝や腰にひびくことを知った。なので、部活あとのアフターケア(アイシング)が長くスポーツを続けるために必要だと思った。また、スポーツボランティアがどのようなことなのかを理解し、自分が少しでも貢献していることがわかり、嬉しかった。これからも貢献していきたいと思う。